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Dive No.667 [ダイビング]

Dive No.667(ダイブログより転記)
 一体今年の梅雨はどうなっているのだろう。北の高気圧が張り出してきて今日も晴天、気温は低め(28℃)で快適、おまけに乾燥注意報まで出た。北風が続いていたので連日波が高くチャンスを待っていたが、今日を逃すとまた2週間待たなければならない。潮が低くうねりもある、多少の泳ぎ辛さを覚悟して出かけた。
 礁原手前のサンゴの切れ目に沿ってまさにホフク前進、波に押し戻されるのを岩を掴んで待ち、引き波でぐいっと前へ、これを繰り返しなんとかリーフエッジを越えた。一息ついて潜降、ポイント根に近付くと、予想に違わず根の景色が変わっていた。
 小さい根を覆うようにスカシテンジクダイやキンギョハナダイの幼魚たちが群れている。窪みを覗くと小さなエビもずいぶん増えた。水温をみると24℃、やっとここにも春がきた。
 いつものコースを進むとそこここに色々な幼魚たちの集団が見える。うきうきしながらなにかいい予感が・・と、やはり居たアイドル=オニハゼ、しばらくぶりの対面だった。
 気分を良くしたついでに、減圧停止をしながら大きな針の付いた釣り糸を回収、帰路波に押されながら礁原のMyニモに挨拶、渚ではギンガハゼ10固体を確認した。
久しぶりの楽しいダイビングだった。

       ポイント根.jpg
       殺風景だった根が幼魚たちに覆われた

       小エビ.jpg
         窪みには小エビが整列

       小ユリハゼ.jpg
       ユリハゼの幼魚も穴の上でホバリング

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海のアイドル(55) [魚]

[トックリヤシのダイビング遍歴]
(前回からのつづき)
 マイポイント通いが始まりました。「米原ミノカサゴ」をマイポイントとした理由として、私が自ら見つけた誰も知らない秘密の場所であるという自負がありました。現にそこへ来るダイビングボートを見たことがありませんでしたし、ビーチからリーフ越えで行く酔狂なダイバーがいる筈も無く、その後数年間、確実に私のポイントとして存在し続けたのです。
 しかしある日、その自負がはかない妄想であったことを思い知らされました。その日勇んでビーチへ降りると、リーフエッジのマイポイント上にボートが1隻いるではありませんか。フラッグからダイビングボートとわかります。急いで泳ぎ潜降すると既にマイポイントは占領されていました。「こらっ!私のポイントに断りも無く・・・・」と言いたい気持ちを抑えて、ただ彼らの行動を監視するしかありませんでした。ときに自覚の無いガイドがゲストの請けを狙って悪さをするのを目撃したことがあるので、もしここでそのような行動があったら一言注意くらいはしておこうと見ていましたが、特に問題なく立ち去ったので、彼らが巻き上げた砂煙の収まるのを待って観察を始めたのでした。
(つづく)

                今日のアイドル番外編「グルクン」

        グルクン.jpg 

                 沖縄ではタカサゴ科の魚を
                 総じてグルクンと呼びます
                 重要な食用種の魚です
                 写真のグルクンを特定しようと
                 図鑑を調べてみると
                 さて、困りました
                 この種も似たような
                 色や模様が多いのです
                 以前釣ったこともありますが
                 同じなのか違うのかも
                 定かではありません
                 タカサゴかと思っていましたが
                 解説を読み比べてみて
                 どうやら「ササムロ」らしい
                 ということに落ち着きました
                 どちらも美味しいです

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海のアイドル(54) [魚]

[トックリヤシのダイビング遍歴]
(前回からのつづき)
 ショップのファンダイビングは手軽にダイビングができる点では申し分ないのですが、やはりそれなりに費用がかさみます。年金生活の身としては回数を重ねるわけにもいかず、思案の末自前のタンクを調達することにしました。そして99年6月、マイタンクでの初ダイブが近くの海のリーフエッジから始まったのです。Dive No.444でした。
 その後ショップでのファンダイビングの傍らショップスタッフからの情報を参考にしながらリーフエッジの探索を続けました。4~5回の探索の後、とある根に目を付け、定点として観察する場所としてなかなか面白をそうだと感じ、7月19日(Dive No.455)マイポイントとして位置づけることにし「米原ミノカサゴの根」と命名したのでした。
 水深20m、リーフ落ち込みの崖から少し離れた砂地にある高さ1.2mほどの小さな岩で、向こう側に繋がる窪みがあり、岩の頂点には大きなハタゴイソギンチャクが付き、小魚とそれを狙うミノカサゴが舞うという、興味をそそる風情がとても気に入ったのです。
(つづく)

               今日のアイドル「アカスジウミタケハゼ」

        ウミタケハゼ.jpg

               このハゼが乗っかっているのは
               バブルコーラル、サンゴの仲間です
               同居人のエビは
               アイドル16で紹介しました
               エビを探しているとき
               偶然居合わせたハゼくん
               こっちも撮れよと
               レンズの前に居座りました
               2カット撮ってもっとアップをと
               寄って構えたとたん
               バブルの裏へ消えました
               憎いヤツです

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海のアイドル(53) [魚]

[トックリヤシのダイビング遍歴]
(前回からのつづき)
 1996年11月、石垣へ移住が実現、引越しの整理も落ち着きまた海での活動が再開しました。せっかく石垣へ来たのだから早速当地でのダイビングをしたんだろうとログを確かめたところ、なんとたて続きに西表通いをしていました。過去西表には頻繁に通ったものの、石垣はただの通過点でしかなく、馴染みのショップがある訳でなし、また一人でショップに飛び込むより手っ取り早く日帰りで西表へ・・ということだったのでしょう。12月日帰り、翌96年3月日帰り、4月一泊でといった具合。そして石垣での最初のダイビングは5月になってからでした。その後も東京から友達が来るたびに西表へ同行したりしました。
 当初石垣での住まいは市街地のアパートでしたが、そこでの生活に飽き足らず島北部に土地を見つけ新居建設、98年7月に再度引越しました。市街地と違って自然多くサンゴのリーフが連なる海を目前にする絶好の場所です。99年になって新居での生活も落ち着き時間を見つけては近くの海へ出かけ、ビーチの散策はもとよりイノー(礁池)内外を隈なく探索し石垣の海に親しみを深めていったのです。
(つづく)

              今日のアイドルは「カクレクマノミ」です

        ニモ.jpg

              ご存知アニメのニモのモデルです
              イノー(礁池)とリーフエッジのあいだ
              広い礁原にポツンとある
              イソギンチャクに住んでいます
              干潮時は50センチほどの水深
              台風の大波にもめげず
              何年も生き続けています
              ニモの寿命はどれほどなのかは
              わかりません
              もしかしたら
              世代が変わっているのかも・・・
              それでもいいんです
              あのイソギンチャクのニモは
              私のニモなんです
              ダイビングの往き返りに
              必ず寄ってご機嫌を伺います
              いつもご機嫌で
              出迎えてくれます

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タグ:石垣・米原

海のアイドル(52) [ウミウシ]

[トックリヤシのダイビング遍歴]
(前回からのつづき)
 パソコンを買い替え改めてログブックを作り直しログ付けを再開したのが2006年10月27日Dive No.616からでしたので実に115本分の欠落でした。せっかくのログが消えた・・・、予想もしなかったことなので非常に残念な思いでしたが、85年以前と違って今度は写真という証が残っていました。この期間はまだカメラのデジタル化前でしたので全ての写真がスライドで残っています。スライドにはDiveナンバーを記してあるので、画像を見れば場所や大まかな季節それに使用カメラの違いくらいは推測できるはずです。
 それぞれのダイブに日時を決められるかどうか、それはちょっと無理なようです。ダイビングに関するデータも記載は難しそうです。ある程度ダイビングコンピューターに残っているはずでしたが、ちょうど電池交換に出した為かほんの数本分しかありませんでした。と言うことでやはり空白項目だらけ、写真参照といった形に終わりそうです。
 ログのカードソフトではカードの追加削除が容易にできるので、スライドファイルを見ながら欠落した115本を一つ一つ埋めていくことになります。とはいえその作業を考えるとなかなか手につきません。急ぐことでもないのでその気になったらぼちぼち始めてみようかな・・といったところです。
 そう、同じ過ちを繰り返さないように、その後は定期的にデータのバックアップを取っていることはいうまでもありません。
(つづく)
 
              きょうのアイドル「キイロイボウミウシ」

       キイロイボウミウシ.jpg

               昨日は空色、今日は黄色です
               黄色が目立つけれど
               白、黒、青とずいぶん派手です
               図鑑でイボウミウシの
               他の名前を探してみると
               色では灰色、卵色とか
               模様や質感を表した
               縦ひだ、縦すじ、白うね、
               艶やか、つぶつぶ、など多彩です

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