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Dive No.665 [ダイビング]

Dive No.665 (ログブックより転記)
 前回(4/12)よりずっと天気が思わしくなく雨も良く降った。 
 GWに入りビーチが賑わう前にと早めに出かけた。太陽に照らされ海の色は青く申し分なし。さて海の中は・・・。
 水温はあまり上がっていないようだ。特に水面が冷たく揺らぎがある。地下水の染み出しが続いているようだ。ポイント上に船が1隻、急ぎ泳いでなんとか彼らより早く潜行することができた。水中は緑がかったもやが罹ったように視界が悪い。水温計を見るとなんと22℃、前回より下がっている。そのせいか今だに魚影が少ない。 
 近くの砂地から、直径1m以上はありそうな巨大エイが泳ぎ去った。以前にも目撃した「マダラエイ」だろうか。 常連のアイドルたちを探しながら帰路へ。

        マダラエイ.jpg

 駆け上がりのサンゴを観察した後リーフエッジを東に流してみた。ところどころに見事に育ったサンゴを見ながら礁斜面の割れ目に入ると、さらに冷たい水が顔にあたる。
 この割れ目は古代の河口、今も地下水の流路となっていて山との繋がりを実感させるのだ。
 さて減圧停止をと水面下で沖を眺めていると、なんかきらきらしたものが近付いてくる。グルクマの大群だ。
 それが私の目の前で、私の存在を気にすることなく渦巻きのように大口行進のパフォーマンスを繰り広げてくれた。減圧停止の3分が、いつもは長く感じるのに、今日はあっという間に過ぎた感じ。名残惜しいが浮上し長い礁原を泳ぎ帰ることにしよう。グルクマはまだ舞っている。

        グルクマ.jpg

 渚近くのギンガハゼにごあいさつをとコロニーにいくと、なんとダイビング講習中の人影、2mと離れていないところに3尾確認できたが、またテッポウエビ君は穴掘りに大忙しになるのでしょう。

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海のアイドル(26) [魚]

(前回からのつづき)
 今やコンパスは重器材セットのコンソールに組み込まれているかたちが多いですが当時はリストタイプが一般的でした。講習の段階でコンパスナビゲーションを教えてもらったわけでもなく実際はナチュラルナビというか、海底の地形を覚えてルートを探ることが多く、持っていてもあまり活用していなかったように思います。実用性よりカッコ付けでしたね。
 そんな状況下で不慣れなコンパスナビの真似事をしての失敗談です。
 場所はやはり三宅島、釜の尻というポイントでした。二人の仲間と沖の根に向かってコンパスを合わせ潜行、途中ナチュラルナビも併せながら進んでいきました。そろそろ根に着くころなのに一向に根が現れません。それに周りの景色もいつもと違うのです。何が起こっているのかわからず、ウロウロしても不安が募るばかりなので戻ることにしました。コンパスを180度回転させそのまま真直ぐ進めば岸に戻るはずでした。しかしまた周辺の様子がおかしいのです。合図をして仲間とゆっくり浮上し水面に顔を出してビックリ、「エッ、ここはどこ?」、海岸の景色が全く違うのです。
(つづく)

              今日のアイドル「フタイロカエルウオ」

       フタイロカエルウオ.jpg

             カエルウオの仲間は
             だいたいひょうきんな面構えとか
             大胆な色彩といったものが多いのですが、
             その中でなんとも言えず
             エレガントさを漂わせています。
             ちょこまか動き回って
             なかなか撮りにくい相手ですが、
             このときは2匹が着かず離れず、
             岩の上で行ったり来たり。
             縄張り争いかと思いましたが
             どうも喧嘩には見えないのです。
             求愛中だったのかもしれません。
             ちょうど2匹が向き合ったチャンスを撮りました。
             あなたは喧嘩?求愛?
             どちらだと思います?

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海のアイドル(25) [魚]

(前回からのつづき)
 ここで当時の機材のことを思い出してみます。
 ダイビング機材として最初に購入したのは前述したようにレギュレーターとライフベストでした。その頃のレギュレーターはファーストステージとセカンドステージがホースで繋がっただけのもの、他にはなにも付いていないすっきりしたものでした。今ではゲージコンソールやBC用のLPホースにオクトパスなど蛸足のように色々ついているのがあたりまえですね。
BCDが現れるのはまだしばらく先のことでしたし、当時のタンクといえばリザーブバルブなるものが付いていました。タンクをセットする時にバルブを上げておき、潜行して空気が渋くなってきたら、タンクの脇から底に伸びるレバーを引くとバルブが開いて、予めリザーブされていた空気(せいぜい20気圧くらい)が吸えるようになるという装置です。残圧計など夢物語の話でした。あの頃は減圧理論もあまり厳密に考えられていなかったようで、とりあえず浮上に必要な空気が用意されていれば・・という感覚だったのでしょう。オクトパスをセットするという考え方もまだ一般化していませんでした。
(つづく)

                今日のアイドル「ヨスジフエダイ」

        ヨスジ.jpg

              さんご礁の海では普通に見られる魚で、
              サンゴのリーフエッジの岩場に
              ほどよくまとまって
              漂うようにゆっくり泳いでいます。
              同じ場所に留まっていることが多いようで、
              あちこちに「○○ヨスジの根」と呼ぶポイントがあります。
              あるときコースを外れて
              新規のポイントを探しているとき
              私流「新ヨスジの根」を見つけました。
              そのときのワンカットがこれです。
              群れている数はこれまでで
              一番多かったと思います。
              ヨスジの顔顔顔、
              いったい何匹写っているでしょうか、
              お暇なら数えてみてください。

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海のアイドル(24) [魚]

(前回からのつづき)
 三宅島、伊ヶ谷でのタンク放棄事件の話です。
 カンパチなど大物が集まる沖の根を目指して防波堤から沖へ泳ぎだしました。K氏とT氏のバディーが先行し、私とM氏が後を追いましたがしばらくして先行の二人を見失ってしまいました。左前方からのやや強い流れを感じながら水中を進みやっと根にたどり着きましたが、流れは益々強くなり、カンパチの姿を確認しながらも早々に引き返すことにしました。
 上陸してしばしK氏バディーの帰りを待ちましたが一向に姿を見せません。しばらくして、ちょっとやばいかな・・と思いながらも水面をくまなく探しました。天気は良好で波も穏やかであり、水面に浮かべば容易に確認できるはずでしたが、どこにもそれらしき姿はありません。と、何気なく湾の右遠く伊豆岬方面を眺めたとき、キラリと光るなにかが岩場に・・・。
 二人が眼を凝らして見ると小さく黒い二人の人影が岩場を歩いているではないですか。だんだん近付いてきてそれがK氏たちである事が確認でき、我々も胸を撫で下ろしました。戻ってきた二人に聞くと、沖に出過ぎて強い流れに捕まってしまい、タンクの水抵抗で戻るに戻れず仕方なくタンクとウエイトを水面から放棄し、流れに任せやっとのことで対岸にたどり着いたとのこと。岩場を戻るとき肩に掛けたレギュレーターが太陽を反射してキラリと光ったのでした。ウエイトはともかく、放棄したタンクはダブル、殊にY氏のタンクは手に入れたばかりの14リットル、スティールのダブル。まずこんなタンクを背負って流れを泳ぐのは至難のこと、放棄して正解ではありましたが、なんともモッタイナイ。レギュレーターを外して持ち帰ったことは多少の救いでした。
 翌日漁師さんに船を出してもらいタンク探しをしましたが、所詮無駄なことではありました。
(つづく)

             今日のアイドル「ミツボシクロスズメダイ」幼魚

        ミツボシ.jpg

                人も動物も幼いうちはなんとも
                可愛い姿形をしていますね。
                このミツボシクロスズメダイも
                大きくなるとズングリムックリ、
                なんともふてぶてしい姿で
                敵を蹴散らす憎たらしい奴・・・ですが、
                子供のうちは大きな目をパチクリ、
                ちょっとおどおどした泳ぎ方が
                なんとも言えず可愛いのです。
                これからいろいろな試練を経て
                生き抜いていかなければなりません。
                つい頑張れよっ・・と
                声を掛けたくなります。

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海のアイドル(23) [魚]

(前回からのつづき)
 フィリピンツアーのことを思い出しているうちに、このとき水中カメラ?を持っていたことを思い出しました。ニコノスⅡより前です。
 カメラはリコーかどこかのコンパクトカメラ、それを入れる、今でいうハウジングに当たるものがまるでオモチャ。透明なプラスティックのお椀みたいなものが二つ、周辺にねじ溝が切ってあり、合わせ目にゴムのパッキング(Oリングじゃありません)がはめられ、カメラを片方に据え、両手のひらに一つづつ乗せ、手を合わせるようにしてねじ込む(アァ説明が難しい・・)という代物。外からシャッターだけ押せる仕組みになっていました。何とかのサブマリンとか言っていたように思います。 
 さてこんなものでどんな写真が撮れたのか見てみたくなりましたが、残念なことに古い写真は東京の倉庫に残してきたので見ることはできません。多分その中に残っているはずです。私の水中写真歴のスタートに当たるわけで、いずれチャンスがあれば是非とも探してみたいと思います。
(つづく)

                今日のアイドルは「ハナゴイ」です

        ハナゴイ.jpg

              海ならず淡水の魚を思わせる名前ですが
              れっきとした海の魚、
              海外ではクイーンの称号を持つ仲間もいる
              美しい魚です。
              暗い水中では濃い紫色で地味な色合いですが
              雌を相手に鰭を広げてディスプレーする姿は
              クイーンそのものです。
              ディスプレーするのは雄なのに
              クイーンはちょっとおかしいですね。
              それはそれとして、
              とにかくクイーンを連想させる優雅な姿は
              魅力たっぷりです。

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