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海のアイドル(41) [魚]

(前回からの続き)
 ログブックをパラパラめくりコメントを読んでみると、こんなドジもやりましたという書き込みを見つけました。慣れてくると心に弛みができ、なんでもない準備作業を簡単にすっ飛ばしてしまうみたいです。
 タンクのバルブの開け忘れは良く聞く話で、ご他聞に漏れず私も経験があります。他にボートダイビングで船べりからのバックロールで威勢よく飛び込んだはいいが、水中で体勢を立て直そうとしたら足が空振り、フィンの付け忘れでした。船上で「これ、誰のフィン?」とニタニタ笑っているガイド氏の顔を思い出しました。
 ウエイトの付け忘れもよくやりました。中でも思い出すのは、西表、ダイナミックな地形で売りの「オガン」こと仲の神島、その三の根は年に何回入れるかという厳しいポイント、その日は幸運にも絶好の海況で前宣伝よろしく皆わくわくしてのダイビングでした。
 オガンの潜り方はご存知コイノボリ方式、アンカーロープを伝って潜降します。流れの強いときはコイノボリの鯉となって潮に吹かれながらロープを伝い降りていくわけです。ウエイト無しでも腕力でいけるのです。このときも根にたどり着くまでウエイトが無いことに気づきませんでした。ロープを放すとなぜか腰が浮く、そこでハッとしました。あわてて石を探すのですがオガンの根には石ころは転がっていないのです。岩に手を掛けてそこから動くこともできず、せっかくの三の根も惨めなダイブに終ってしまったのでした。
(つづく)

             今日のアイドルは「ミノカサゴの角」です
       ミノカサゴの角.jpg

             前にもありましたように
             マクロレンズでの被写体探しに行き詰ったときに
             ちょっとしたジャレ心で撮った
             ハナミノカサゴの眼上皮弁のアップです
             ちょうど岩穴を覗いたとき
             逆に向こうからなにかが覗いている
             全体が見えなかったので
             これは一体なんの角?
             やがて眼が現れミノカサゴの角と判明
             戦国時代の兜飾りか
             戦場で兵士が背に立てている
             旗を思わせるヒラヒラ
             他にも色々なものを
             想像させてくれます

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