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海のアイドル(76) [魚]

 最近気に掛かっている出来事、キジバトの営巣かな?っというお話しです。
 我が家の玄関先、門扉の手前の植え込みに「タイワンモクゲンジ」という木があります。すこぶる成長の早い木で、毎年台風のたびに葉っぱがちぎれ飛んで丸裸になるのですが、直ぐに新芽を出して成長します。放っておくと伸びすぎるので事あるごとに枝打ちし、1m位の幹だけの状態にするのですが、直ぐに新しい枝を伸ばします。現在は樹高2m位、見事な育ちぶりです。
 6月に入った頃、この木の辺りでキジバトのカップルが行き来しているのに気がつきました。玄関の扉を開けたらこの木から驚いて飛び出したり、朝9時頃必ずといっていいほど近くの電線にカップルで止まっていたり・・で、これには何か訳がありそうだと思い監察開始。
 ある日、新聞を取りに出てこっそり木の中を覗き込みました。ほっそりとしたハトの頭が見えました。ここで営巣するつもり? この辺りそんなに土地事情は悪くないはずだが、なぜここなの?と半信半疑、でも先日TVで、軒先の自転車のハンドルの上の巣で子育てをしているキジバトのニュースを見たので、それに比べればここでも不思議ではないといえば、ないのですが・・・・。
 でもここのハトはちょっと挙動不審なところがあるのです。午前中から昼過ぎにかけては覗くとたいがいメス(たぶん)が木の中でじっとしているのですが、夕方水撒きのときにはいないのです。やっぱりここは巣作りには不適なのだろうと決め付けても、翌日覗くとまたいるのです。
 たまにオスと思われるハトがワラのようなものをくわえて飛んでくるところを見たので、やはり巣作りかと思って留守中に覗いても巣らしきものは見当たらなかったのです。ふつうに考えると巣作りを始めたらオスが頻繁に巣の材料を運ぶ姿を思い浮かべますが、ここのオスは見たところ一日に2~3回位しか・・、メスはワジワジしながら木の中で待っているのだろうか。
 今日夕方お留守なのを見計らって覗いてみると、それらしき場所にわずかながらワラのようなものが薄く集められておりました。
 さてこの後、巣作りが続くのでしょうか、それとも思うように材料を運ばないオスに嫌気をさして止めてしまうのでしょうか・・・、とても気になります。

         今日のアイドル、昨日につづいてフグ 「コクテンフグ」です

       コクテンフグ.gif

             わたし、飾り窓のフグ(おんな)よ
             どう? この白い花飾り
             とっても素敵でしょ
             わたしも綺麗に見えるかしら
               エエえぇ・・マママまぁぁ・・・
             綺麗だからって
             私にちょっかい出さないほうがいいわよ
             肝の毒に当たって死んだ人もいるわ
             ほらっ、昔から言うでしょ
             綺麗なバラには棘がある
             綺麗なフグには毒があるってことよ
             どう?おわかりになって・・?
               ムムム・・恐れ入りましたっ!

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タグ:米原

海のアイドル(75) [魚]

 一月ほど前、庭先に植えた楠木の若木が新芽を噴出した頃、一匹のアオスジアゲハがしきりに楠木の周りを舞っていた。見ているとどうやら卵を産んでいるらしい。えっ!楠木がアオスジアゲハの食草なの?と早速Webで調べてみると間違いない、で慌てて楠木をチェックするとありましたよ、あちこちに卵が・・・。それからというもの、持ち前の観察好きの本領発揮、暇を見ては楠木のチェック。
 ある日卵が空になっている、あたりを探るとちっちゃな幼虫が数匹いました。昼間は葉っぱにしがみついてじっとしているだけ、夜に動き回りしこたま食べる・・を繰り返し日に日に大きくなっていきました。ところが2cmくらいになったころから数が減ってきたようなのです。隈なく探すと葉っぱの上に黒っぽい液体がこびりついているのを見つけ、もしかすると・・・とまた観察、楠木の周りを飛び回るハチに目をつけました。とハチが葉っぱに止まり何かをかじっていました。その葉っぱの上にはあの黒っぽい液体が・・・、そうです、ハチに食われてしまったのです。今度はハチ退治です。3匹位のハチを退治したでしょうか、結果かろうじて幼虫は1匹だけ残すことができました。
 ある日残った1匹が見つからない、十分な大きさになっていたのでそろそろ蛹になるころ、他の蝶の経験から蛹になるとき幼虫は食草から離れることが分かっていたので、楠木から離れた場所を探すと、やはりとんでもないところをセカセカ移動中でした。拾って木に戻してもまた離れてしまいます。よほど焦っているのか葉っぱの端から身を乗り出して移る物に触らないと自ら地面に落っこちて木を離れるという行動も目撃しました、すごいことです。
 せっかくなので身近に蛹化・羽化を観察したかったので家の中のランの鉢に移してみたら、意外にそこが気に入ったらしく鉢の側面で眠りに入ってしまいました。翌日首の後ろに糸をかけ、2日後目の前で蛹化の実演です。それから11日後羽の模様が透けて見えるようになり、翌朝立派なアオスジアゲハが窓にありました。
 蝶の羽化、いつ見ても神秘的です。何年か前から石垣の市の蝶、オオゴマダラを育てようと食草のホウライカガミを植えています。見事な黄金の蛹、これまで数十匹羽化させましたが、今年は蝶が寄り付かないのです。周りの木が育ちすぎたのか、それともアオスジアゲハの例のようにハチやアリが災いしているのか、これも気になる事柄の一つです。食草ホウライカガミは現在幼虫何匹でもOKというほどよく育っているのですが・・・、思うようにいかないものです。
 
           気分を変えて今日も海のアイドルを、「モヨウフグ」です

        モヨウフグ.gif

               マイポイントから移動中
               砂地に寝そべってなにやら物言いたげに
               私を眺めていました
               そっと近づいても逃げません
               思わず「何か用?」
               と問いかけました
               実際はブクブクゴボゴボでしたが・・
               あんたなんかに用はないよっ
               そっとしといてくれ・・と
               横を向いてしまいました
               どうも、お邪魔様でした・・・

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タグ:米原

海のアイドル(74) [魚]

 パソコンが直って大きな気掛かりがなくなったが、まあこの世の中普通に生活していても小さな気掛かりは耐えないもの、その中でも最近ちょっと気になること・・・・
 近くの米原ビーチのウミガメ上陸・産卵が途絶えていること。2003年から4年間観察されていたが2008年はゼロだった。今年も今のところ上陸の形跡はない。
 国立公園や海中公園に選定されたり、Netなどで海遊びの適地としての評判が広まり観光客の賑わいが年々増してきている。観光客だけが悪者ではなく、夏場週末になると市民がビーチでのキャンプに押しかけるが、そのときの行動にも大いに問題がある。発電機まで持ち込み明かりを確保したり、バーベキューなどの残飯を砂に埋めたり、油まみれの鉄板を海で洗ったり、夜中遅くまで花火を上げたり何でもありの状態。こんな状態ではウミガメが寄り付かなくなるのは当然といえば当然、これに対して現地の受け入れ態勢といえば全くといっていいほど変化なし、行政も無関心状態と言っていい。
 全市民、行政当局すべからく中村征夫さんの言葉を噛み締めるべし・・と声を挙げたい。

 「イシガキニイニイ」 天然記念物に指定されているが絶滅が心配されているセミがいる。この辺りの狭い地域に生息していたが、今年まだ泣き声が聞こえてこない。一昨年までは確実に聞こえたのだが・・・、これもまた気掛かりのひとつである。

                  今日のアイドル「ニシキブダイ」

         ニシキブダイ.gif  

                  夏場、海が静かなので
                  リーフ外縁はどこでもOK
                  いつものコースから浮気して
                  冒険したくなる
                  この日、深場のハゼ狙いにトライ
                  残念ながらハゼは見つからず
                  リーフエッジに浮上したところで
                  この群れに出会う
                  いつも見慣れたブダイとは
                  色・形・群れ方がちょっと違う
                  またまた図鑑との格闘である
                  Webでもいろいろ検索したが
                  国内では幼魚の画ばかり
                  成魚は海外で撮られたものしか見当たらない
                  あまりモテナイ魚のようだ
                  幼魚はどれもかわいいけれど
                  成魚のこんな群れも
                  ちょっとした見物なのだが

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海のアイドル(73) [エビ・カニ]

 一昨日の吉原マンション景観訴訟に関連して、先日PC修理中に読み返した水中写真家、中村征夫さん著「全東京湾」のあとがきに書かれていた一文をここに転記させてもらいます。

 =野生の生物に比べれば、人間の反応など恥ずかしいくらい鈍いものだ。その人間がそれこそ私利私欲で目先のことしか考えず、形ばかりの経済効果を目指すばかりに、そこに生きる生物たちを失っていくということは、やがて人間もとても住めない、生きていけない環境になることを意味している。  人間は自然なくしては生きられない動物なのだということを、われわれは忘れてはならない。自然界の動物たちと共にこの地球上で生きていかなければならないのだ。  コンクリートを敷きつめた、整然とした海浜公園を造るのも必要なことかもしれない。だが、素足のまま水辺まで下りてエビやカニや貝を探し、水鳥の姿を眺め野生の生の声を聞くほうが、ゆとりのある豊かな心を育んでくれると思うし、そのような自然を残していくことが次の世代に贈る最高の愛情ではないだろうか。=

 「全東京湾」は1987年の出版ですからもう20年以上も前です。景観を形成する自然環境の保護等のためあらゆる現場から同じような言葉が聞こえてきたように思いますが、なぜかいつも経済成長とか地域発展の動きにかき消されてきたのが現実ではないでしょうか。状況は20年前と少しも変わっていません、いやむしろ悪化しているかもしれません。今改めてプロフェッショナルの重みのある言葉として、皆で考え直す時でもあるのではないかと考えています。

                  今日のアイドル「コモンヤドカリ」

          コモンヤドカリ.gif

                  いわゆるヤドカリ類は
                  林の中やビーチのどこでも
                  目にすることはできます
                  でもダイビング中に
                  意識して写真を撮ったのは
                  これが初めてだと思います
                  撮ってみると意外でした
                  ヤドカリとて侮るなかれ
                  アイドルとしての魅力十分です
                  おまけに、種名を見極めるのに
                  図鑑との格闘をもさせられました
                  それもまた楽し・・なのですが

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Dive No.669 [ダイビング]

Dive .No.669 (ダイブログより転記)
 曇り時々晴れ 気温31℃  EN:9:35 Dive Time47分 水温29℃ 透視度12m
 気象庁はまだ八重山地方の梅雨明けを発表しない、台風4号の状況次第か。台湾の西を通り大陸に上陸して熱低になる予報だから、梅雨明け発表も真近だろう。今日も天気・海況ともまずまず、なんとなく希望が膨らむ。
 リーフエッジ近くまで泳ぎ着いたときボートが来てアンカリング、川平のPショップだった。水面に浮いたアンカーロープに絡まれないように迂回してポイントの上へ到着、透明度悪くポイント根が見えないが即潜降。根に着く前に先回確認したムチヤギの根のヤマブキスズメダイ成魚の存在を確かめる。健在で一安心。図鑑によると日本では稀となっているし、米原で見たのはこれが初めてだと思う。だとするとたった一固体だが貴重な存在、大事に見守らなければならない。(貴重なアイドルとして、写真は大事にとっておき、後日登場させます)
 さてポイント周辺の様子はというと、どこも幼魚だらけ。特に目立ったのはモンガラカワハギ系の幼魚、ハナダイ系の幼魚等、いちいち確認するとややこしくなるので適当に写真に撮っておくことにした。面白かったのはオジサンの幼魚、幼魚でもオジサンなの?
 帰路、礁原のMyニモに会いに行った。去年の台風のあと一匹で頑張っていたのだが小さなニモが3尾加わっていた。新しい家族が加わりMyニモはいつになく上機嫌に見えた。
 今日は上陸前に渚のギンガハゼをじっくり観察、水深2m弱、砂地の岩に摑まり浮き気味の体を固定ししばし周りを見渡す。警戒を解いてあちらこちらから黄色い頭をもたげる。ざっと数えて9~10固体、粘ればもっと増えるかも知れなかったが、生理現象に負けやむなく中断。
       

       オジサン幼魚.gif
          オジサン幼魚

       キンセン幼魚他.gif
          キンセンイシモチ幼魚とエビ達

       幼魚4種.gif
          4種類の幼魚競演

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タグ:米原