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海のアイドル(56) [その他]

[トックリヤシのダイビング遍歴]
(前回からのつづき)
 その日(マイポイント開放)がいつだったのかは、ログデータ消滅のため確かめることはできませんが、少なくともDive No500、2001年10月以降であることは手作りログブックで分かりました。2年以上私一人が見守ってきたことになります。
 後になって冷静に考えてみると、古くから利用されていたがしばらく放置されていたポイントを、たまたま私が見つけて勝手にマイポイントにしていただけなのかもしれない、そしてショップが利用するほどの魅力あるポイントだったことに、私の観察眼もまんざらでもなかったのだと納得することにしました。
 その後もボートと鉢合わせする回数が増え、マイポイントはすっかり一般化してしまいました。特にアイドルでも紹介しましたクマドリカエルアンコウやハダカハオコゼが現れたときなど同時に3隻のボートが集結したほど、この海域のメジャーポイントになってしまったのです。
 メジャーになればなったでまた心配事も増えます。あるときは根のトップにあったハタゴイソギンチャクが根の横っ腹に移動していました。イソギンチャクが自力で移動するなんて聞いたことありません。誰かが面白がって岩から剥がして移したとしか思えません。似たようなことが少し離れた根でもありました。心無いダイバーも出没するようになったことを残念に思うこともありましたが、そこは自然の旺盛な適応力を信じて、あらゆる変化も見逃さず注意深く見守っていく決意をしたのでした。
(つづく)

                 今日のアイドル番外編「礁原」

        礁原.jpg

                ビーチから沖に向かって泳ぐ
                途中イノー(礁池)の
                色々な地形があるが
                リーフエッジに近付くと
                クリアな水にサンゴが輝きだす
                少々の波にも負けないように
                しっかりと岩に根付いている
                リーフエッジの先は
                エメラルドブルーの
                神秘の世界へ続く
                横切る魚たちは鱗を光らせ
                銀河の中を泳ぎ去る

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