海のアイドル(番外編)-5 石垣島 米原リーフ下 [魚]
アイドル回想・その5「ハナヒゲウツボ」
2013.05.15 石垣島 米原リーフ下
ガレ場の小石の隙間から黒い棒が突っ立っている
流れも無いのにユラユラと揺れているのは・・・
ハナヒゲウツボの幼魚、成魚は青いが幼魚は真黒なのだ
始めて見た訳ではないのだがすぐには分からなかった
我がフィールドに来てくれたのが意外だったのである
しかしここで確認したのはこの時の一回だけだった
次のダイビングでも探したのだが、その姿は消えていた
確かにそこは幼魚にふさわしい獲物がいそうな場所ではなく
引っ越すしか無かったのだろう・・・残念!
大陸からの寒気のおこぼれが南国石垣にもやってきました。昨日の最低気温12.6℃、日中は18℃程に上がりましたが、今日もその名残で曇天・肌寒い一日でした。冬物の衣料の有るったけを着こんで、エアコンの暖房でなんとか寒さを忍んでいます。これっ位の低温で弱音を吐くなど、本土の方「ざけんじゃないよっ!」でしょうね、でもぬくぬく南国の人間、特に老体は身に堪えるのですよ~。
とはいえ自然界は着実に季節が進んでいるようで、庭の植物にもその兆候が現われ始めています。 裏庭の軒下に植えたタブノキ(クスノキ)ですが、今では軒を越えて上に伸びているので下からでは分からなかったのですが、一昨日木の下に薄緑の小さい葉っぱのよなものが散っいました。見上げると枝の際に新芽の固まりが出始めています。季節を感じ背伸びを始めた新芽がそれまで覆われていた鞘を脱ぎ捨てて背伸びをしているかのようです。
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二階のベランダに上がってその様子を改めて見てみました、若々しい色の新芽の息吹です。こんな様子を見ていると、大した低温ではないのに肩をすぼめて縮こまっていないで、そろそろ春への準備を始めなさいよと言われているようです。そう、暖かくなる前に庭木の枝打ちなど、やることがいっぱいありましたね~。
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海のアイドル(番外編)-4 石垣島 米原リーフエッジ [魚]
アイドル回想・その4 「モンツキカエルウオ」
2006.06 石垣島 米原リーフエッジ
この魚を始めて見たのはパラオでした
昼休みに小さな島に上陸し近場の浅い水中を眺めていた時でした
人差し指の先位の大きさで穴から覗くその風体にヒトメボレ
その後も西表でも見かけたので、ならば石垣にも居るはず・・・
ダイビングの終り、礁原落ち込みの際の棚の上を隈なく探すと
居ましたね~、思わず居たぞ~っと叫びました、1999年夏のこと
それからはダイビングの度にお顔を拝見してから泳ぎ帰るのでした
しかしそれも2006年まで、それ以は降姿を見ていません
ダイビングの終りには何時か又戻って来てくれるのではないかと
必ず棚上の穴から覗くこの顔を探すのが癖になっているのです
さてこれは何でしょう。 この時期広大な耕作地にこのような物が現れます。まぁ何かの畑だということは想像できますが・・・、では何の畑でしょう。
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この一帯では葉タバコの栽培が行われています。 栽培の過程は詳しくは分かりませんが、先ずは屋内で種を発芽させある程度育ったところで広大な畑に一株づつ植え付けますが、その前に畑に畝を作り機械でマルチを掛けます、写真がその状態。
そこにまた専用の機械でマルチに穴を開けながら苗を植えつけていくのです。とにかく全て専用の機械で行うのでこのように直線的に整った景色が出現するのです。
季節が進みその成長の経過を街へ出掛ける途中に見ているのですが、夏になり畝が隠れるように大きく成長しやがて花を付けるのです。しかし葉タバコの栽培としては花は余計なもののようで、きれいに咲き誇るまでに全部切り落とされてしまいます。
花自体は淡いピンクの可愛い花で一斉に咲いたところはとても綺麗なのですが、まあ見事に無残?に切り落とされます。葉っぱが主役なのでこうなるのですが、なんだかもったいないような気もするのですよね・・・。
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海のアイドル(番外編)-3 石垣島 米原ビーチ [魚]
アイドル回想・その3 「ギンガハゼ」
1999.08.25 石垣島・米原ビーチ
そこはまさに米原ビーチ、夏場は海水浴客で賑わうところ
大人の足が届くほどの深さに数組のギンガハゼとエビの暮らし
テッポウエビの巣穴にチャッカリ同居?していました
干潮時には人の足で踏み荒らされてもエビ共々新居に移り棲み
数年にわたり平和な生活を続けていたのです
ところが2010年10月の記録的豪雨により、近くの川が暴れ
海岸のサンゴ砂を大量にこの浜に押し流し地形を替えてしまったのです
建気に過ごしていたギンガハゼ達の場所も数十センチの砂に埋もれました
砂が押し寄せる前に逃げたか、それとも砂にうもれてしまったのか
あの時から息吹の感じられない殺風景なビーチになってしまいました
今でもダイビングの往き帰りには水面を泳ぎながら
戻ってきていないかと砂底に黄色い姿を探してみるのです
三日の夕焼けに続いて四日の朝は東の空、これも久し振りに朝焼けに燃えてくれました。 朝起床して日課のストレッチ、二階東向きの窓から見る空はまだ闇に包まれていますが、暫くすると徐々に山の稜線が現われその向こうが赤く染まり始めます。
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ストレッチが終わる頃、赤みが一番増した時にシャッターを押しました。雲の在り方があまり良くなかったので面白みに欠けますが、一日の始まりに華やかな赤色を眺めると今日もいい日になりそうな明るい気持ちになりますね。
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海のアイドル(番外編)-2 石垣島 米原オトヒメ御殿 [魚]
海のアイドルの写真、過去のストックを使いきり最近はダイビングをしながら新しく撮影したものを使いまわすといういわゆる「自転車操業」的状態でした。しかしそれも天候不順などで2ヵ月間も潜れないとなると画像在庫も底をついてしまいさてどうしようか・・・、題材が無いならこのブログもお休みにしようかなとも考えていました。
色々悩んだ末にふと思いついたのは、この私の海域に過去に生息していたがその後居なくなったアイドルを回想してみることにしようと・・・。 ちょっと考えただけでもあれやこれや、いろいろと記憶が蘇ってきます。懐かしさと共に、いつかまたここに戻って来てくれることを願いながら取り上げてみたいと思います。
石垣の正月三が日は例年になく暖かく穏やかに過ぎました。3日の夕方はそれを象徴するような夕焼けが西の空に映え渡っていました。
(クリックして大きい画面でどうぞ・・・)
時刻は午後6時34分、日没時刻は午後6時9分ですからもう25分も過ぎています。太陽が山陰に沈んだ後、刻々と変わる空、とりわけそこに雲が形良く配置されているとその彩りの変化も見逃せません。今がチャンスと思ってシャッターを切ってもその後がもっと良かったり、とにかく空に明るさが消えるまで目が離せませんね。
色々悩んだ末にふと思いついたのは、この私の海域に過去に生息していたがその後居なくなったアイドルを回想してみることにしようと・・・。 ちょっと考えただけでもあれやこれや、いろいろと記憶が蘇ってきます。懐かしさと共に、いつかまたここに戻って来てくれることを願いながら取り上げてみたいと思います。
アイドル回想・その2 「ムレハタタテダイ」
2004.06? 石垣島・米原オトヒメ御殿
2003年から2006年にかけてのオトヒメ御殿には
かなりまとまった数のムレハタタテダイが群れていました
マイルートの他の場所では単独の姿すら見ていないのに・・・
群が根の上の中層辺りで餌待ちをしている所へ私が近付くと
それっとばかりにサ~ッと一斉に下りてくるのです
長い背ビレを立てて右に左に行き交う姿がとても優雅でした
2006年夏の台風で海が荒れた後、姿を消してしまいました
その後もこの根に寄る度に中層を見上げては
またあの時のようにサ~ッと下りてくるのではないかと
懐かしい彼等の姿を探すのでした
石垣の正月三が日は例年になく暖かく穏やかに過ぎました。3日の夕方はそれを象徴するような夕焼けが西の空に映え渡っていました。
(クリックして大きい画面でどうぞ・・・)
時刻は午後6時34分、日没時刻は午後6時9分ですからもう25分も過ぎています。太陽が山陰に沈んだ後、刻々と変わる空、とりわけそこに雲が形良く配置されているとその彩りの変化も見逃せません。今がチャンスと思ってシャッターを切ってもその後がもっと良かったり、とにかく空に明るさが消えるまで目が離せませんね。
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海のアイドル(番外編) 石垣島 米原リーフ下 [魚]
海のアイドルの写真、過去のストックを使いきり最近はダイビングをしながら新しく撮影したものを使いまわすといういわゆる「自転車操業」的状態でした。しかしそれも天候不順などで2ヵ月間も潜れないとなると画像在庫も底をついてしまいさてどうしようか・・・、題材が無いならこのブログもお休みにしようかなとも考えていました。
色々悩んだ末にふと思いついたのは、この私の海域に過去に生息していたがその後居なくなったアイドルを回想してみることにしようと・・・。 ちょっと考えただけでもあれやこれや、いろいろと記憶が蘇ってきます。懐かしさと共に、いつかまたここに戻って来てくれることを願いながら取り上げてみたいと思います。
アイドル回想・その1「ヤマブキスズメダイ」
2010.12.24 石垣島・米原リーフ下
2009年から2011年の2年間にわたって
潜降ポイントの真下、お馴染みのヨスジの根の上で
いつものように下りてくる私を待ち構えていてくれました
全長8~9cmのやや大型のスズメダイ
丸っこい体型、全身鮮やかな黄色でとても好ましいアイドル
日本ではやや稀な種ということで貴重な存在だったのですよ
庭のハイビスカス、赤、黄橙、ピンクの3種類で、この時期でも毎日のように花を咲かせています。 今朝、ふとピンクの花を見ると緑色のバッタが乗っていました。 ん?、なにしてるのかな? と注意してみると花の真ん中のメシベが途中でちぎれて下に落ちています。 ふ~ん、バッタが齧ったんだ~。
(クリックして大きい画面でどうぞ・・・)
このバッタ、よく見るのですがあまり関心がなかったので名前も分からずただのバッタで済ますところでしたが、暇だったので調べてみました。「サトクダマキモドキ」里のクダマキに似た物(モドキ)ということでしょうか。 面倒くさいのでそれ以上調べるのは止めました。
花の雌蕊を齧って美味しかったのでしょうか・・・、バッタの格好を見るとどうやらそうでもなさそうです。甘い蜜の味がするのかな~と齧ってみたら「ウ~マズイ!」だったのでしょうかね~。
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