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Dive No.813  石垣島 米原 [ダイビング]



 11月8日以来かな・・・実に2カ月半ぶりにやっとチャンスが巡って来た。別に体調を崩したとか忙しかった訳ではない、単に海の状況が厳しくて行くに行けない状態が続き、家で海を眺めながら悶々としていたのである。満を持してのダイビング、さて2カ月半を経て海の中は如何に・・・。


Dive No.813 (ダイブログより転記)
    2018年1月21日  天気:曇り  気温:23℃  水温:水面22℃・水底22℃
    風:東1  波:うねり少々 潜水時間:37分 水深:最大23.4m・平均17.7m

 今シーズン初めての5mm裏起毛のスーツ、泳ぎ出した途端首筋から背中に入る冷水に思わずたじろぎ改めて首のシールを締め直す。 久し振りに見るイノーの海底だがいつもの魚達は水温の変化もなんのその、以前と変わらない様子だ。

 潜降、ヨスジの根を俯瞰するがヨスジの群は見当たらない。根の横へ下りるとたった一尾だけ淋しげに漂っていた、お留守番?
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 壁を奥へ進む。 穴の中の孤高のアカマツカサは健在、更に奥へ進むと壁から離れ逃げる魚影一つ、あのスジアラだろうか。 奥の広場の大岩の横には相変わらずのチョウチョウコショウダイの姿が・・・。 この光景は2.5ヵ月経っても何ら変化していない。
 
 Uターンし壁際のシライトイソギンチャクへ。 ここのクマノミカップルとチビクマノミも相変わらずの様子、繁殖活動は上手く行われたのだろうか・・・。
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 ミノカサゴの根へ。 魚影が少ない閑散とした冬の光景、流れに揺れるハタゴイソギンチャクの触手の間をカクレクマノミが見え隠れする様子も以前と変わらず。

 オトヒメ御殿へ。 ミツボシクロスズメの成魚達、ジャニーズ系クマノミも以前と変わらず、岩陰のナガレバナサンゴのベッドに豆粒のミツボシクロスズメ一尾が寄り添っている。

 帰路、例のジュズダマイソギンチャクを探す。以前のようにミツボシの幼魚が取り付い
ていないので探すのに手間取った。 もぬけの殻か?と覗くと、やはりここにも米粒大のクマノミ幼魚が数匹へばり付くように隠れていた。 

 さてここから、前回は方角を誤り迷った先で見つけた小さな根、記憶を辿って確信を得た場所へ進むとズバリ当り! アカモンガラに白化イソギンチャクとクマノミの根、そう今後アカモンガラの根と名付けよう。
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 そこからも迷うことなくいつものコースへ戻り浮上開始。 ガレ場を進み徐々に深度を上げる。 崖下のまん丸サンゴ辺りを観察、例の二階建てサンゴだが、上に乗ったサンゴが随分大きくなっており、このままどのようになるのか益々興味が湧いてくる。
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 斜面を上り益々見栄えを増すサンゴ畑を眺め、斜面トップのハマクマノミカップルを訪問し浮上。

 礁原を泳ぎ出すが、ウネリが強くなり波頭が崩れ泡立つ中、身体を煽られバランスがとれない、予期していなかった波にいささか緊張、必死で礁原を泳ぎ帰る羽目に・・・、浜に泳ぎついて思わずため息、疲れた~!






 2カ月半を経て海の中も多少の変化を予想したが意外にも以前と変らない様子にいささか拍子抜け、しかしリーフエッジの若いサンゴ達が益々元気に成長している様子は今回一番の収穫だった。 最近の新聞報道にもあったように石西礁湖のサンゴ白化率が高まっているとのことだったが、ここ米原のサンゴに関しては問題無し、このことを大声で叫びたい気持ちだ。
 

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