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海のアイドル再演ー395 「イノー(礁池)探索」 [シュノーケリング]

(2010.11.10掲載)


海のアイドル再演ー395 「シュノーケリング」
2010年11月10日 石垣島 米原イノー(礁池)

  「天気晴朗なれども波高し」一カ月ぶりのマイポイントダイビングを予定していたが北東風が続き波が治まらない。リーフ越えを諦めて久しぶりにシュノーケリングでイノー(礁池)の観察に変えた。
 あの10月20日前後の記録的な大雨により増水した太田川がビーチの砂を大量にイノーに吐き出したが、果たして水中の様子はどうなってしまったか非常に気掛かりではあった。

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 以前は渚から短い距離で1m以上の深みになっていた所が、渚から15mくらい沖まで砂地の浅瀬へと変化、深みに点々とあった高さ1m以上のハマサンゴの大きな塊(アトール)が微かに頭を覗かせているだけ。堆積した砂は1m以上であり、如何に大量の砂が吐きだされたかが分かる。
 
 
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 ハマサンゴだけではなくこの辺りに群生していたトガリシコロサンゴの群落も半分以上砂に埋もれてしまったようだ。

  砂の堆積だけではなく、砂を運んだ川からの大量の真水と降り続いた豪雨により、海水の塩分濃度低下の影響で白化したサンゴがかなり広範囲に広がっていた。
 
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 砂と真水のダブルパンチを受けたともいえるイノーのサンゴ達、このあとどのように変化するか、あるいは復活するかを注意深く見守りたい。

 魚たちの営みは特に変わりはないようである。餌付けされた魚たちは健在で、私の姿を見つけて寄ってくる。指を擦る音に反応して大騒ぎの魚たちを独り占めするのである。
 
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 渚周辺に住んでいた共生ハゼたちはいったいどうしただろうか。降り積もってくる砂をどのように回避したのかも知りたいところである。ダテハゼ・シノビハゼの小さい個体が新しい住処を見つけたようだが、ギンガハゼの姿を確認することはできなかった。
 
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