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海のアイドル再演-741 「マイポイントダイビング D.No.746」 [ダイビング]

(2014-04-21 掲載)

今日のアイドル再・再演-741 「マイポイントダイビング D.No.746」
2014年4月19日 石垣島 米原リーフ下


 Dive No.746 (ダイブログより転記)
2014年4月19日  天気:晴れ  気温:27℃  水温:水面23℃・水底22℃
風:南1  波:殆ど凪  潜水時間:40分  水深:最大22.8m・平均17.0m

 礁原の小サンゴ群を見ながらエッジを越える、この景色も3ヵ月ぶりだ。いつも目印にしていた沈ブイが見当たらない、ロープが切れて消失してしまったのか・・・、周りの景色に見当をつけて潜降、海底へ着くと目慣れた地形を確認できたので早速最初の目的地へ・・・。
 先ずはマイポイント「米原ミノカサゴ」、相変わらずの常連ミツボシクロスズメダイが数尾根を占拠しているが、そこには15mm程の数種の幼魚が集まり始めていた。キンギョハナダイやイシモチ系の幼魚だろう・・・。
  
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 根のトップのハタゴイソギンチャクもかなりの年月を経てもなお建気に鎮座している。そこの主である老ニモ?・・・まだ連れ合いの姿は見当たらない。
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 砂地を移動する途中、平坦な砂上に何やら波型の砂紋が・・・、その先を見ると黒くて丸い突起が二つ並ぶ、フム、トゲダルマガレイだ。長い胸鰭の棘を振り上げて逃げ出す態勢か・・・。
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 乙姫御殿脇の小さなジュズダマイソギンチャクには意外に多くのクマノミの幼魚が集まっていた。このまま大きくなれば過密状態になるぞ!
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 キンセンの根を巡りMyサンゴへ・・・。前と変わらない様子であることを確認、ひとまず安心だ。
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 Myサンゴ脇の死サンゴ上に根付いた小さなサンゴも一回り大きく順調に育っている。
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 駆け上がり脇の離れ根にも数種の幼魚達が寄り添う。当に初夏の海の景色だ。
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 浮上開始、駆け上がりの途中お馴染みのヘラジカサンゴ、ひと際目立つ黄緑色でまたもやひと回り大きくなったようだ。主のルリメイシガキスズメダイも健在。
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 浮上して水面下の礁原を見渡すと一面に白い、岩礁に付くサンゴ藻の白化が始まっている様子。干潮時に干上がるか極端に浅い部分のサンゴ藻が白く変色、これは毎年見られる現象だが今年はやや早く始まったようだ。連日の日射しのせいだろうか・・・。
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 礁原からビーチを見渡すと、この好天に誘われてか早めの海遊びを楽しむ観光客の姿も以前に比べ多くなってきた。 


 
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海のアイドル再演-740 「シュノーケリング イノー(礁池)探索」 [シュノーケリング]

(2014-04-07 掲載)


今日のアイドル再・再演-740「シュノーケリング イノー(礁池)探索」
2005年4月5日 米原イノー(礁池)

 海に浸るのは実に3カ月ぶり、4月になったといえ水温はまだ21℃前後だろう。渚を泳ぎ出し30m程沖をビーチと並行に西へと進む。フィンキックが重い、キックした割には進まないのだ。3か月のブランクで脚力が落ちてしまったかと不安になったが冷静に観察、潮の流れに逆らって泳いでいたのだった。とにかく西端にある通称「サンゴ渓谷」の様子を探らなければ探索の意味がないので途中海中の様子を見ながら懸命に泳いだ。

 なんとか西端の「サンゴ渓谷」にたどりついたものの、ウネリの入り口に当り地形も関係して潮が渦巻いている。浅い岩に足を斜めに踏ん張らなければ静止できないほど、流れに翻弄されじっくり観察できないまま流れに任せて帰ることに・・・。

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   冬を越した魚たち  ルリスズメダイ と デバスズメダイ

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   多様なサンゴたち

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  恐らく昨年芽生えた幼サンゴ  

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  このまま元気に育ってほしい 

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  サンゴに釣り糸が絡まっている  

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  元気に育つ青い枝サンゴ  

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  海草の上にはゼニイシ(有孔虫の一種)がいっぱい  

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  トガリシコロサンゴ  昔はもっとたくさんあったのだが・・・  

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  海の農夫、クロソラスズメダイに挨拶を済ませて、今回の探索は終了。。。

 以前の記憶と比べてみても、今回のイノーの様子は大きく変化なしと見た。冬を乗り越えたサンゴや魚達はまだ人の気配の少ない海で元気な姿を見せていた。ビーチには観光客が増えてきたがまだ水温が低く渚近くで遊ぶだけ、この先季節が進むと少なからず人為的撹乱が起るのだろう。何とかして現状の海を守ることが出来ないものかとビーチの賑わいを見ながら流されるのであった。
 

 
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海のアイドル再演-739 「マイポイントダイビング D.No.744」 [ダイビング]

(2013-11-25 掲載)

今日のアイドル再・再演-739 「マイポイントダイビング 石垣島 米原リーフ下」

Dive No.744 (ダイブログより転記)
 2013年11月23日  天気:晴れ  気温:26℃  水温:水面22℃・水底22℃
 風:東2  波:うねり少々  潜水時間:31分 水深:最大22.5m・平均16.4m

 2ヵ月前はそれなりに賑わっていたビーチも今や人影もない、独り占めの広いビーチを一人沖へ泳ぎ出す。
 ビーチから40m程泳ぎ礁原に入ると水深がグッと浅くなる。潮が高い時には問題ないが今日は違う、泳いでいくにも水深が足りない、サンゴの平原を歩くと少なからずサンゴを踏むことになるので、腹をすりながらでも匍匐前進で泳いで行かなければならない。ときおり小さな波が来て身体が浮くのを見計らって右手(左手はカメラを持っている)で身体を持ちあげてエイヤッと前進、これを繰り返しやっとのことでリーフエッジを抜けた。

 潜降ポイントでしばし息を整えて潜降、海底の様子が見てとれるので透明度はまずまずだ。いつものように先ずはヨスジフエダイに暫くぶりの挨拶をし壁を進む。スミレ姐さんを期待したが今日も会えず、代りに常駐のハタタテさんにご挨拶・・・。

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 マイポイント「ミノカサゴの根」は賑わいも消えてやたらにデカいミツボシクロスズメが数匹のさばっているだけ、テッペンのハタゴイソギンチャクには3匹程のカクレクマノミが遠慮がちにヒョコッッと顔を覗かせている。たまにはアップで・・・とシャッターを切る。

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 オトヒメ御殿へ移動、珍しく見通しがいいので遠景で根の様子を・・・

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 根にはハナミノカサゴの若魚が既に居付いていた。

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 根を離れて帰路へ、あの小さなジュズダマイソギンチャク、なにも居ないと思ったが良く見ると5mmほどのクマノミの幼魚が一匹、淋しげに頼りなさそうに寄り添っていた。

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 Myサンゴの様子を確認、特に変化なし、生きている枝は順調に育っていた。その脇の朽ちたサンゴの上に見つけていた稚サンゴが驚くほどに成長しているのを確認、明確な回復の兆しと考えたい。

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 浮上し水面下で減圧停止時、いつものように外洋方向に群れるアマミスズメダイの群舞を眺めて休息。

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 浮上してビーチへ向けて泳ぎ出すもまた匍匐前進を余儀なくされる。今度は追い波、身を任せればいずれビーチへ・・・となる訳だが向かう方向は斜めなのでフィンキックは止められないのだ。
 ビーチ近く、クロソラスズメダイの海藻畑を見学しビーチへ、やれやれ着いたかと前方を見ると渚の水面下でキラキラと踊る陽の光、見事な演出に疲れも吹き飛んでしまった。

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 久しぶりだったのでコースを辿ることに気持ちが向いて途中での余裕が無かったようで、上がってみて初めて潜水時間が31分といつになく短かったことに気付いたのであった。ブランクの間に海の楽しみ方を忘れてしまったのかと反省するも、次はいつになるのか・・・季節による条件はもっと厳しくなり、これが今年のラストダイブだったかもしれないのに・・・


 
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海のアイドル再演-738  マイポイントダイビング D.No.743 [ダイビング]

(2013-09-26 掲載)

今日のアイドル再・再演-738 「マイポイントダイビング」

Dive No.743 (ダイブログより転記)
 2013年9月24日  天気:晴れ時々曇り 気温:32℃ 水温:水面28℃・水底28℃
 風:東北東2  波:風波少々  潜水時間:45分 水深:最大23.1m・平均18.8m

 渚でウエットスーツを着ようと腰の深さまで行き上半身を海水に浸すとき、冷たさに思わず肩をすぼめてしまった。

 イノー(礁池)を進み礁原へ、一時期真夏の強烈な日光に曝され白化寸前だったサンゴは、その後の安定した海水温で生気を取り戻し、見るからに健全な姿を見せてくれている。
 軽いうねりに揺られリーフエッジを出る。潜降ポイントで海底を覗くと、真下のヨスジの根にヨスジフエダイの小さな群れの姿、透視度は特段悪くないようだ。

 潜降して先ずはヨスジフエダイにご挨拶・・・
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 壁の穴へ・・・、前回まで密集していた小魚の姿は捕食者ミノカサゴ共々姿を消していた。僅かでも残っていてくれたらとの期待は見事外れた。
 壁を進むが特に変化なし。アカマツカサも物憂げな顔で行く夏をおしんでいるのか・・・
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 ポイント根(米原ミノカサゴ)もご多分にもれず小魚達は既に散りいまやミツボシクロスズメの根城になった感、割り込んできた魚を威嚇し蹴散らしている。私も他所者、何度もアタックを受ける。
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 砂地を進む。途中爪楊枝程のチンアナゴを見る。オトヒメ御殿にはまたもや大型のニセゴイシウツボが居座る。傍らにはオニダルマオコゼが尾鰭を覗かせていた。
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 帰路、キンセンの根で3cm程に育ったキンセンイシモチを確認、Myサンゴをチェックし浮上へ・・・。減圧停止をしながら-3辺りで幼サンゴ探し・・・、数か所で根付いた小さなサンゴを確認。
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サンゴの確かな回復の兆しに感激して浮上、軽いうねりに押されながら意気揚々とイノーを泳ぎ帰った。


 
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海のアイドル再演-737 「喰うか喰われるか・・・」 [ダイビング]


(2013-09-10 掲載)

今日のアイドル再・再演-737 「喰うか喰われるか・・・」
(ダイブログより転記)
Dive No.742
 2013年9月9日  天気:晴れ時々曇り 気温:32℃ 水温:水面29℃・水底28℃
 風:北東2  波:風波少々  潜水時間:45分  水深:最大23.1m・平均17.7m

 9月になり観光客の出足も多少遅くなったようで人影もまばらなビーチを泳ぎ出す。イノー(礁池)の水は、台風のうねりが入った影響が残っているのか濁りが強い。観光客には海水浴だけならともかくマスクを付けて水中を覗くにはちょっとガッカリな状態だ。
 水温の上昇は抑えられているので礁原のサンゴは元気、魚達も一段と活発な動きを見せている。

 外洋へ出ると透視度はまずまず、潜降ポイント下のヨスジノ根にヨスジフエダイの小集団の姿が水面から望める。
 潜降、耳抜きは問題ない、ヨスジフエダイは根の向こうに移動して見えないので見過ごしそのまま壁の洞窟へ向かう。
 洞窟の中はキンメモドキが大半を占め、グルクンの幼魚の小さな群れ、スカシテンジクダイの小集団が居残っている。この中で堂々と居座っているのが一匹のハナミノカサゴ、独り占めにせんとばかりテンジクダイの小集団を執拗に狙っている。
  
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 ポイント根(ミノカサゴの根)は、小魚たちは既に散ってしまい嘗ての賑やかさは消えていた。そんな中でやたら目についたのが前にも見たクマドリ、私を威嚇するように目の前を行ったり来たり、どうやら彼はこの根を根城にしてしまったのか・・・、そうだとしたらこの根の生物相、特にエビ達の生活に影響が出てくるかもしれない、要注意である。
  
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 次のオトヒメ御殿は、ハナダイの幼魚達の姿は既に無く、ヨスジフエダイの若魚が僅かに寄り添うだけで閑散としている。脇の小さな岩の穴にあのハナダイギンポが可愛い目で様子を窺っていた。
  
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 砂地を進みハナハゼ・オニハゼを探すが今回は再会ならず、そのまま帰路を進む。キンセンの根でキンセンイシモチ幼魚の成長を確認、Myサンゴを経て浮上地点へ向かう。ガレ場斜面を舐めるように進むが特に目新しい物はなし。
 浮上直前の礁縁の棚でいつものように穴を探索、あの小さな顔は・・・恐らくモンツキカエルウオの幼魚に違いない・・・また次への楽しみができた。


 前回トラぶった耳も復調しなんとか通常のダイビングを楽しむことが出来た。また2週間後、季節は進むが今しばらくは安定した海況であることを願いたい。


 
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