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海のアイドル再演-737 「喰うか喰われるか・・・」 [ダイビング]


(2013-09-10 掲載)

今日のアイドル再・再演-737 「喰うか喰われるか・・・」
(ダイブログより転記)
Dive No.742
 2013年9月9日  天気:晴れ時々曇り 気温:32℃ 水温:水面29℃・水底28℃
 風:北東2  波:風波少々  潜水時間:45分  水深:最大23.1m・平均17.7m

 9月になり観光客の出足も多少遅くなったようで人影もまばらなビーチを泳ぎ出す。イノー(礁池)の水は、台風のうねりが入った影響が残っているのか濁りが強い。観光客には海水浴だけならともかくマスクを付けて水中を覗くにはちょっとガッカリな状態だ。
 水温の上昇は抑えられているので礁原のサンゴは元気、魚達も一段と活発な動きを見せている。

 外洋へ出ると透視度はまずまず、潜降ポイント下のヨスジノ根にヨスジフエダイの小集団の姿が水面から望める。
 潜降、耳抜きは問題ない、ヨスジフエダイは根の向こうに移動して見えないので見過ごしそのまま壁の洞窟へ向かう。
 洞窟の中はキンメモドキが大半を占め、グルクンの幼魚の小さな群れ、スカシテンジクダイの小集団が居残っている。この中で堂々と居座っているのが一匹のハナミノカサゴ、独り占めにせんとばかりテンジクダイの小集団を執拗に狙っている。
  
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 ポイント根(ミノカサゴの根)は、小魚たちは既に散ってしまい嘗ての賑やかさは消えていた。そんな中でやたら目についたのが前にも見たクマドリ、私を威嚇するように目の前を行ったり来たり、どうやら彼はこの根を根城にしてしまったのか・・・、そうだとしたらこの根の生物相、特にエビ達の生活に影響が出てくるかもしれない、要注意である。
  
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 次のオトヒメ御殿は、ハナダイの幼魚達の姿は既に無く、ヨスジフエダイの若魚が僅かに寄り添うだけで閑散としている。脇の小さな岩の穴にあのハナダイギンポが可愛い目で様子を窺っていた。
  
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 砂地を進みハナハゼ・オニハゼを探すが今回は再会ならず、そのまま帰路を進む。キンセンの根でキンセンイシモチ幼魚の成長を確認、Myサンゴを経て浮上地点へ向かう。ガレ場斜面を舐めるように進むが特に目新しい物はなし。
 浮上直前の礁縁の棚でいつものように穴を探索、あの小さな顔は・・・恐らくモンツキカエルウオの幼魚に違いない・・・また次への楽しみができた。


 前回トラぶった耳も復調しなんとか通常のダイビングを楽しむことが出来た。また2週間後、季節は進むが今しばらくは安定した海況であることを願いたい。


 
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