海のアイドル再演ー379 「D.No.691」 [ダイビング]
(2010.07.16掲載)
今日のアイドル再演ー379 「マイポイントダイビング」
石垣島 米原リーフ外縁
Dive No.691 (ダイブログより転記)
2010年7月16日 天気:晴れ時々曇り 気温:32℃ 水温:水面30℃・水底29℃
南の風1・凪 潜水時間47分 水深:最大23.1m・平均18.0m
このところ気掛かりだったことの一つウミガメのハッチアウトが片付いたところで、もう一つの気掛かりはサンゴの白化のことがある。大潮と好天が重なり石垣周辺のサンゴ礁の水深が浅い海域でサンゴの白化が進んでいるようだ。新聞でも報道されたり、関係団体の間でも白化の情報が行き交っている。
今回はマイポイント周辺のサンゴの状況調査を兼ねてのダイビングとなる。
ビーチ近くでは特に変化は見られない。水深があることと地下水の影響で海水温が保たれているためだろう。礁原を進むにつれて小さいミドリイシ類の白化が目立つようになる。さらに礁原のエッジ部分では頑丈そうなハナヤサイサンゴ類やキクメイシ類が帯状に白化している。エッジの外側は今のところ全く影響はないようだ。
一連の白化の状況を見て考えると、単なる海水温の影響ではなく、太陽光による紫外線等の影響なのかもしれない。専門的なことは分からないが今後の変化に注目したい。
ポイント根(米原ミノカサゴ)からオトヒメ御殿へ移動中、頭の上が騒がしいので見上げると、グルクマが大口を開けて大騒ぎ、あまりにも傍目を気にしない懸命さにレギを噛む口元も緩んでしまう。
礁斜面手前の離れ根では相変わらずカスミアジの若者が3機編隊でスカシテンジクダイの群れに突進を繰り返す。前回礁斜面上部に群れていたオレンジ色の幼魚の群れはきれいに姿を消していた。謎はまた来年に持ち越しだ。
イノーを戻り渚近く、水底に黒い分厚い板のようなものが漂っている。
川から流れ出た木片だろうと見ていたら・・・動いている。
正体はすぐに分かった、ゴンズイの稚魚の塊だ。
面白いものを見つけたと、レギをくわえ潜ってしばし遊んだ。
2cmほどの無数の黒い稚魚たちが形を変えて動く様子は面白く、泳ぎ戻った疲れをしっかりと癒してくれた。
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