Dive No.768　石垣島　米原：ナイチャーオジイの海日記：SSブログ

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　非常に強い台風がやって来る、進路予報では八重山直撃となるようだ。そんなことを全く感じさせないほど今日も穏やかな晴天、鏡の様な水面に白い雲が影を映している。　台風前の海のチェック、晴天続きで海水温やイノーの生態への影響が心配だ。

Dive No.768 （ダイブログより転記）
　　2015年8月4日　天気：曇り時々晴れ　気温：32℃　水温：水面30℃・水底29℃
　　風：南東微　波：凪　　潜水時間：46分　水深：最大23.1ｍ・平均17.0ｍ

　ビーチで準備を終え渚でマスク越しに水中を見ると異常なほどの透明度の悪さ、淀んだ海水、降水量が少ないことでイノーに滲出する地下水が減少している為だろうか・・・、こんな水中景観だと折角来た観光客もガッカリするのではないだろうか・・・。
　礁原まで来るとやはり予想通り白化したサンゴがゾロゾロ、この辺りは干潮時には水深も極浅く、直射日光の紫外線を浴びたことによる白化だろう。これらが死滅する前に何らかの気候の変化が望まれるが、台風13号がその役目を果たしてくれることを期待するしかない。
　　

　外洋へ出ても透明度の悪さは変わらず、目印のヨスジの根が水面から見えないが見当を付けて潜降。
　散らばったヨスジを適当に纏め狙ったが、透明度悪く背景の水の色が出ない・・・。
　　

　崖を一通り観察しポイント根へ向かう。途中の小さな根に何時しか芽生えたミドリイシ（サンゴ）にもフタスジリュウキュウスズメダイの幼魚が集まっている。オニヒトデ前の懐かしい姿が戻ってきた、喜ばしい光景！
　　

　ポイント根（米原ミノカサゴ）そしてオトヒメ御殿をチェック、帰路へと砂地を行き、ジュズダマイソギンチャクを探す。見つけたが何やら周辺の様子がいつもと違う。イソギンチャクから数十センチ離れた所に妙な石積みがあるのだ、誰かが積んだのかな？
　そういえば何処かのショップのスタッフに私の撮影現場を見られていたことがあった。秘密の場所がバレてしまったようだ、残念！
　　

　
　キンセンの根のスカシテンジクダイは充分成熟したようで、根の上で「婚活」が始まっている。「二の字のスカテン」今年も復活だ。
　　

　非常に強い台風13号、いよいよ本日夕方八重山に最接近する。進路が南へずれ、直撃は免れ暴風域の端にかかる状態となりそうだ。陸上の被害は少ないに越したことは無いが、せめて海の方へは何がしか良い影響を残して去っていってほしいものである。

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