海のアイドル（５０４） パラオ

　八重山に居て季節の移ろいを感じる瞬間は色々ありますが、今日はその一つ秋の到来を感じる瞬間、サシバの渡りを見ることが出来ました。サシバの渡りと言うと宮古島の話題が代表されますが、その隣の石垣でも毎年観察されています。
　中国大陸や朝鮮半島で繁殖し冬に備えて南国へ渡る経路の中心地が宮古島と言われていますが、その宮古から流れてくるのかまたはダイレクトに石垣へやってくるのか、今朝我が家の後ろの山の稜線辺りに数羽が舞っているのを見かけました。そしてお昼過ぎ、新たに山とは反対側の北の上空に羽ばたく十数羽の鳥の姿、すぐにサシバと分かりました。我が家の上空を通り越して山の中腹で数回大きく旋回し森の中へと吸い込まれていきました。恐らく今日はここで羽を休めまた南へと旅立つのでしょう。　今年もまたこのような瞬間を目の当たりにしたことで、とりあえず自然の営みが保たれていることを確認できた安堵感と共に、ウソ偽りのない世界を垣間見るようでなにかほのぼのとした気分になるのです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　今日のアイドル「ミナミハタ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　94.11.25　パラオ　ブルーホール　

　　　　　　　　　　　　オッと・・・写真が逆さま？　いえいえこれでいいんです
　　　　　　　　　　　　ブルーホールの出口の天井に沿うように
　　　　　　　　　　　　お腹を上、つまり逆さまに泳いでいるのです

　　　　　　　　　　　　彼らには陸上の動物のような上下の感覚はありません
　　　　　　　　　　　　寄り添う物質のある方が常に下（腹側）ということでしょう

　　　　　　　　　　　　宇宙空間と同じ感覚なのかとも思うのですが
　　　　　　　　　　　　水中でも空気を介して浮力を感じるはず
　　　　　　　　　　　　浮く方が上、沈む方が下となるはず・・・でも
　　　　　　　　　　　　そんなことはどうでもいい事・・・なのですね

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タグ：パラオ・ブルーホール ミナミハタ サシバの渡り

コメント 2

サシバさまもごゆっくりしてる場合じゃないようですね(>_<)
by 吟遊詩人４１ (2010-10-20 07:54) 

吟遊詩人４１さんへ
　メーギーさんがいなくなるまで、ゆっくりしていってもらいましょう^^;
by トックリヤシ (2010-10-20 09:03)