海のアイドル（２３５）：ナイチャーオジイの海日記：SSブログ

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海のアイドル（２３５）　[エビ・カニ] [編集]

　北寄りの季節風で海岸に漂着するごみ以外のものとして、クラゲの一種「カツオノエボシ」と「カツオノカンムリ」があります。
　カツオノエボシといえばあのデンキクラゲのことです。風船のような浮き袋で水面を漂い水中に長く伸ばした毒針の触手で獲物を麻痺させますが、時に人もこの毒でミミズ腫れの痛い思いをするわけです。
　昔、三宅島のビーチダイビングで浜辺からエントリーしようとしたら、波打ち際から５ｍくらい先の水面に列をなして浮いているカツオノエボシを見つけ、恐れをなしてエントリーを見合わせたことを思い出しました。ここ石垣でも冬場のダイビングは要注意です。
　カツオノカンムリも水面に浮き帆を立てて風任せで外洋を漂っての生活です。これも毒の触手を持っているようですが短いものなので被害の話はあまり聞いたことがありません。
　白い砂浜に筋になって打ち上げられているカツオノカンムリの中にうす紫色で透明なビニール製のような浮き袋（大きくても長さ５cmくらい）のカツオのエボシを見つけ、靴で踏みつけパチンと破裂する音を楽しみながら、刺された人のかたき討ち？なんてことも・・・。

　　　　　　　　　　　　　　　　　今日のアイドル「フリソデエビ」
　　　　　　　　　　　　　　　　98.04.27　西表　ヒナイビーチ前
　　　　　　　　 434-9-98.04.27.gif

　　　　　　　　　　　　実はフリソデエビを観たのはこの時が初めてでした
　　　　　　　　　　　　他のエビ類と同じように小さいものと思っていました
　　　　　　　　　　　　ところがこれを見てびっくり、50mmくらいあります
　　　　　　　　　　　　例の105mmｘ２のマクロレンズでは
　　　　　　　　　　　　思い切って被写体から離れないと
　　　　　　　　　　　　フレームからはみ出してしまいます
　　　　　　　　　　　　引いたり寄ったり横から撮ってみたり
　　　　　　　　　　　　そしてこの格好なのでピント合わせも一苦労
　　　　　　　　　　　　目がどこにあるのかよく分からない
　　　　　　　　　　　　そんな状態で何とか撮れた一枚です
　　　　　　　　　　　　ダイバーの目を引くこのエビですが
　　　　　　　　　　　　実のところ獲物をあさる姿は意外です
　　　　　　　　　　　　死肉をあさるハイエナのように
　　　　　　　　　　　　ヒトデにむさぶりつく姿は
　　　　　　　　　　　　どう見ても好ましいものではありません

　　　　　　　　　　　　　　　