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海のアイドル(15) [エビ・カニ]

(前日からのつづき)
 この後熱海の海で2・3回講習の後最後の講習がクラブの伊豆大島ツアーに同行してあったように記憶しています。熱海での講習は記憶に残らないほど順調だったのですが、なぜかこの大島での最後の講習での出来事が鮮明に記憶しているのです。
 まあ大したことではないのですが、この日風が強く風波が立っている海況のなか、潜行を終え少し沖合いで浮上、水面遊泳で岸まで戻る羽目になりました。ある程度の距離を水面遊泳するのは初めての体験だったように思います。それが風波のなか、しかもオーバーウエイトで、インストラクターに支えられながら死に物狂いで岸まで辿り着いた、あのときの苦しさが今でも思い出されます。
 BCではなくライフベスト、ボタンを押せば浮力が得られる今と違って体力だけでカバーしなければならない時代でした。あのときの苦しさに比べれば、現在多少波立つときのリーフ越えなんか、目の前が泡で真っ白、上下がわからないような状態になっても、なんてことない・・のです。
 そう考えてみれば、現在の講習内容から見れば多分にいい加減と言ってもいいような講習でしたが、あのときの体験が今の私のダイビングスタイルに十分役立っているように思います。今完璧にシステム化された講習がややもすれば形式だけに終わり、自己管理のできないピヨピヨダイバーを量産していることを考えれば、自分で自分の技量を見極めて自分の力で対処していくということを学ばせてくれた意義のある講習だったと言えると思います。 改めてあのときのインストラクター(F.Tさん)に感謝。
(つづく)

        今日のアイドルは魚ではなくエビカニ類「カンザシヤドカリ」です。

         カンザシヤドカリ.jpg

     歳をとるとどうしても目に問題が生じてきます。私もご他聞に漏れず
          老眼鏡のお世話になっていますが、
            潜っていて困るのは、マクロな生物を探すのが難しくなるのです。
     今ではダイビングショップへ行けば
             マスクに付ける老眼用のレンズもあるようですが、
                  近眼用と違って、付けたり外したりするのが煩わしそうで、
                           とりたてて欲しいとは思いません。
           そこで私流の奥の手、
               よく見えないけれど何かいそうだと思ったら
                    カメラのマクロレンズを通して確認する方法です。
      このカンザシヤドカリは
          マクロレンズ越しに探すほどではないですが、
                意識して探さないと見逃してしまうほどの大きさです。
        マクロで撮ると、
            マラカスのようなかわいい目玉や、
                      巣穴の周りの色彩に
                        海の生物の造形の不思議を感じます。

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