海のアイドル（１４）

　（前日からのつづき）
　プールでの講習があったわけでなし、いきなり船からバックロールです。お手本を見せてもらい、簡単な要領を聞いただけで船縁から「エイヤッ！」と後転・・・。そのときの精神状態はどんなだったろうと改めて思い返してみても甦ってこないのです。自信など到底あった訳はなく、恐怖感を抱いていた訳でもなく、無我夢中だったか、それともノーテンキになんとかなるとでも考えていたのでしょうか。「まあよくやったなァ」と今改めて驚いています。
　水面で呼吸を整え、インストラクターに手を携えられてゆっくり潜行開始・・ということになったと思いますが、この時のこともよく思い出せないので、多分問題なくうまくできたのでしょう。耳抜きは問題ないとして、マスククリアーやバディーブリージングの講習をやったかどうか、アア思い出せない・・・。
　水底をしばし遊泳して講習一日目は終了ということだったでしょう。
初めてのスキューバダイビングであったはずですが、特別に感動することもなく過ぎたようです。ただひとつ甦った記憶、多分この時のことだったと思いますが、目の前を一匹のカゴカキダイが「このへなちょこメ」と言わんかのような軽蔑の眼で通り過ぎていったのを覚えています。
（つづく）


　　　　　　　　今日のアイドルはキュートな「イロブダイの幼魚」です

　　　　　　　

　　　　　　　イロブダイと書いて、はて成魚はどんな色・形をしていたかな？　　
　　　　　　　　　　　　　　　　ということで図鑑を引っ張り出して調べてみました。
　　　　　　　　　　画像を見てああなるほど・・、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかしあまり見たことがないような・・。
　　　　　　　要するに、成魚はどれも地味で変わり映えしないし
　　　　　　　　　　　　　　　　　ほとんど注目していなかったからでしょう。
　　　　　　　　　　図鑑によると、このブダイは雄型・雌型・幼魚が
　　　　　　　　　　　　　　　全く違う体色を示す代表格の魚だそうです。
　　　　　　　　ここでちょっと疑問。
　　　　　　　　　　　雄型・雌型ということは
　　　　　　　　　　　　雄でも雌型、雌でも雄型があるということなのでしょうか。
　　　　　　　　　それぞれを雄・雌と書き分けている図鑑もあるのですが
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　果たしてどうなんでしょう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どなたか教えてください。
　　　　　　　　　　まあそれにしても幼魚はかわいいですね。
　　　　　　　　　　　　　近付こうとすると尻尾をくるっと曲げて
　　　　　　　　　　　　　　　　　左右に振り返りながら逃げる格好が
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　またなんともいえないのです。
　　　　　　　　　　　　ほどほどの距離を開けて、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　振り返ってくれるのを待って
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「はいポーズ」


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タグ：石垣島・米原 イロブダイ幼魚