Dive No.776 石垣島 米原 [ダイビング]
海況と潮時のタイミングが合わず11月29日以来、実に2ヵ月ぶりだ。天気は思わしくないがやっと来たチャンスを逃す手はない。
記録的な大雨、最強の寒波による大時化もあった、その影響や如何に・・・。
Dive No.776 (ダイブログより転記)
2016年1月28日 天気:曇り時々雨 気温:24℃ 水温:水面22℃・水底22℃
風:南南西1 波:ベタ凪 潜水時間:40分 水深:最大22.5m・平均15.5m
幸い気温は高目、さて水温は? 今シーズン初めて5mmのフルスーツを着用し小雨降る中ビーチを沖へ泳ぎ出す。
イノーの途中は至って平穏、雨や波の影響はほとんど見られない。しかし礁原まで来ると枝の先が折れて白い断面を曝すサンゴを数多く確認する。改めてあの大波の威力を見せ付けられた。
潜降地点下のヨスジの群れは以前より数が増えたようだ。 壁を奥へ進み、スミレヤッコトの再会をと願ったが今回は現れてくれなかった。
壁脇の砂地のクマノミは一匹のみ、連合いは流されたか・・・。
ミノカサゴの根のイソギンチャクが萎れて元気が無い、根のトップだし激しい底揺れに翻弄され疲れ果ててしまったようだ。ニモは二匹健在。
オトヒメ御殿も魚影が少ない、ミツボシクロスズメの老成魚だけが目立つ。帰路砂地のジュズダマイソギンチャクを探す。手間取ったが小さく縮んだ姿を確認、ここもクマノミは一匹のみ、今回の時化はかなり彼等にとっても厳しかったようだ。
ジュズダマの脇、ハナハゼを探すと・・・いた、2匹揃ってホバリングしていたがすぐに一匹は巣穴へ、残った一匹を撮ったが遠い、その内それも巣穴へ消えた。
キンセンの根を経てコースを辿り浮上開始、ミニアーチ手前のミズイリショウジョウ、殻に乗ったサンゴも無事、礁斜面を上り減圧停止を兼ねて棚上のハマクマノミを探す。いつもイソギンチャクの上で威嚇する雌の姿が無い。岩の窪みの縮んだイソギンチャクに雄が一匹だけ隠れていた。ここも連れ合いが流されてしまったようだ。
浮上し岸へ泳ぎ出す。水面にはポツポツ雨の波紋が・・・、予想外の雨が執拗に降り続いていた。周りを見るとSUPを楽しむ人影が二つ・・・。
記録的な自然の猛威の影響が気掛かりだったが、意外に軽易だったので一安心。後は落ち着いた海況の中で持ち前の回復力に期待するところだ。そのうち散った魚たちも戻って来ることだろう。
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2016-01-29 00:00
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コメント(6)
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久々に潜水できて良かったですねぇ
また、視察ご苦労様でした。
表面は大波、海底は「底揺れ」、生き物たちも大変なんですね!
by momotaro (2016-01-30 06:50)
momotaroさんへ
昔から繰り返されていることでしょうけど
過去に例のない記録的な自然現象が起こるとちょっと心配になります。
by トックリヤシ (2016-01-30 09:26)
本島のガイドブログにも、海中がかなり変化していた!と記載してありました。
自然には文句が言えないので、早期の回復を期待したいですね^^
水温22度・・・ドライだな(^^;;
by achami (2016-01-30 17:09)
このまま海が落ち着いてくれれば回復も早いでしょう。。。
裏起毛の5mmスーツは寒さを感じませんでしたよ^^
by トックリヤシ (2016-01-30 17:56)
今日の写真はお魚と珊瑚の関係が良くわかります
最後の2枚なんて、このように遊んでいるのかと
雨の波紋を下から見るわけですね
by majyo (2016-01-30 19:15)
majyoさんへ
潜っている時の雨は全く気にならないのですが
陸に上がってからの雨はやはりありがたくないですね~^^;
by トックリヤシ (2016-01-30 19:55)