SSブログ

海のアイドル(36) [魚]

(前回からのつづき)
 今やダイビングといえばボートダイビングが主流となっています。もちろん今もビーチエントリーのポイントもありますが、海況の影響を受けやすいところではボートに取って代わったところも少なからずあります。
 私たちが何十回と通った三宅島、1996年、石垣島へ移住する前、三宅島でのラストダイビングまでボートダイビングの経験がありませんでした。
 三宅通ならご存知のポイント、「学校下」でのこと。ここは背後に昭和58年(1983年)の噴火で溶岩が校舎の中まで侵攻した姿がそのまま残されているという、三宅島噴火史の教科書的な場所でもあります。この海岸は三宅独得な大きなゴロタの海岸で、波の寄せ方でエントリーの可否が決まる微妙なポイントです。沖のショートドロップがなかなか魅力的で、できれば是非トライしたいポイントなのです。
 ある日、波の具合を心配しながら海岸へ付くと、沖に、ちょうどショートドロップあたりに一隻のボートがいるではないですか。明らかにダイビング船です。あいにくその日の波は陸からのエントリーを拒む波でした。しかたなく我々はボートを恨めしく眺めながら他のポイントへ移動することになりました。ボート上のダイバー達は海岸の我々を見て嘲笑っていたかもしれません。これは三宅島でもボートダイビングが始まったという、時代の変化を突きつけられたような出来事でした。
(つづく)

              今日のアイドルは「ハナビラクマノミ」です
        ハナビラクマノミweb.jpg

              クマノミの中でも
              一番地味でしょうか
              和風な感じを漂わせて
              清楚な華やかさといいますか
              さながら桜の花びらを
              想わせる色合いですね。
              他のクマノミは
              多分に存在を誇示する傾向がありますが
              彼らはイソギンチャクから離れることなく
              恥らうようにこちらを伺う姿が
              とても愛らしく好きです。

            人気ブログランキング↓クリックお願いします
                    人気ブログランキングへ
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0