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海のアイドル再演ー346 「タマメイチ」 [魚]

(2010年04月14日掲載)


今日のアイドル再演ー346「タマメイチ」
2009.12.04 石垣島 米原オトヒメ御殿辺り


タマメイチ.jpg


地味系第2弾、フエフキダイの仲間ですが
種名を確認するため3冊の手持ちの図鑑を見てみました

A: 山渓ハンディー図鑑13「日本の海水魚」
B:  山渓カラー名鑑「日本の海水魚」
C:   「日本産魚類生態大図鑑」

先ず、一番新しいAには出ていません
次にBを見ますと「タマメイチ」として掲載されています
そしてCには「メイチダイ」として出ています
それならばとAの「メイチダイ」の写真を見ると若魚だけ
以前このブログで紹介した (こちら) が掲載されています
そしてBにはメイチダイ(若魚)とタマメイチが別々に掲載されているのです
なんだか訳が分からなくなりました

地球博物館発行の魚類データーベースでの検索では
タマメイチの学名にSPが付いているので
まだ最終的に種別が確定していないようです
地味だけれどとんだ曰くつきなお魚なのでした




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海のアイドル再演ー345 「アカテンモチのウオ」 [魚]

(2010.04.13掲載)


今日のアイドル再演ー345 「アカテンモチノウオ」
2009年12月8日 石垣島 米原礁原

アカテンモチノウオ.jpg


予告した地味系の中でもその最たるもの
大きめのベラがいるな…くらいで見逃していました
当然名前など知っているわけもありません
ならばブログ未掲載は確実・・・という訳で晴れて登場することになりました

見るところ胸ビレの後ろの赤い点が名前の由来でしょうか
彩もなく尻尾をすぼめてシャキッとしませんね~





 
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海のアイドル再演ー344 「D.No.684 マイポイントダイビング」 [ダイビング]

(2010.03.20掲載)


今日のアイドル再演ー344「マイポイントダイビング」


2010年3月20日  Dive No.684 (ダイブログより転記)
2010年3月20日 南の風2・凪 潜水時間45分 水深:最大23.1m・平均15.5m


 海況・空模様ともに良好、予定を一日繰り上げて決行。リーフエッジに既にボートが一隻エントリーの準備をしていた。
 予報は晴れだが雲が多く日差しが無い分ボトムが暗い。 オーバーハングに張り付く先客の姿を横目に見ながら潜降、ヤマブキスズメダイの元気な姿を確認してポイント根へ、キンギョハナダイの幼魚の数がだんだん増えてきたようだがまだ華やかさは無い。オトヒメ御殿脇のジュズダマイソギンチャクには15mm程のクマノミの幼魚が集合していた。
 駆け上がり手前の米原先斗町を覘く。スミレ奴姉さん、いつもの穴にではなく根をぐるりと廻った横の穴にちらりと姿を見せてくれた。前回見掛けなかったので心配していたが姿を確認出来て一安心だ。 
 このあと駆け上がりのサンゴチェックでショッキングな現実を見た。2007年の部分白化でも辛うじて生き残り、その後順調に成長を続けていたマイサンゴ(Acropora valenciennesi)が無残にも半分に折られていたのだ。あたりを見回すとそこここに折れたり割れたりしたサンゴがある。
 この付近では以前にも大きく育ったサンゴがバラバラにされていたこともあり、このまま放置すると他の大型サンゴもいつか同じ目に遭う可能性があるので、しかるべき対策を要請しなくてはならない。オニヒトデ退治の手鉤は無駄に終わったが、破壊されたマイサンゴの姿にやる瀬無い想いが残るダイブとなってしまった。


 ジュズダマイソギンチャクに集合したクマノミの幼魚
クマノミ幼魚.jpg

 マイサンゴ
成長するサンゴ.jpg

 3月5日の姿 中央部の白化で死滅した部分を残しながら元気に成長していた。どこまで大きくなるか楽しみにしていたのだが・・・


被害が免れたサンゴ.jpg

 3月20日の無残な姿、折られた部分が右奥に見えるが、どのようにして折られここに納まったのかは謎である


 枝を折られたユビエダハマサンゴ(通称ヘラジカサンゴ)
角を折られたヘラジカ.jpg

  左上に折れた枝が転がっている。(2012.07・修正)

 切断面が痛々しいハナバチミドリイシ、破片を探したが不思議なことに周辺には見当たらないのである
残骸はどこに?.jpg




 
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海のアイドル再演ー343 「D.No.683」 [ダイビング]

(2020.10.23掲載)


今日のアイドル再演ー343  「マイポイントダイビング」
Dive No.683 石垣島 米原リーフ下


Dive No.683 (ダイブログより転記)
 2010年3月5日  天気:晴れ時々曇り 気温:27℃ 南の風2・凪 
 水温:水面23℃・水底23℃ 潜水時間46分  水深:最大23.1m・平均15.8m

 今日も夏日、潮時・波も申し分なし。前回(2月21日)の後短時間での記録的な大雨やチリ巨大地震による津波(八重山は軽微だったが)等、自然界の異変による海への影響が気がかりであった。また前回オニヒトデを目撃したことで、その後の様子を確認することも今回の目標だ。
 イノーを泳ぐ。大雨による太田川河口からの堆積物の影響は特に認められずビーチ前の砂地は以前と変わらなかった。
 リーフエッジから潜降、オーバーハングを巡りポイントの根へ。ミツボシクロスズメが体色を白くして求愛活動を繰り広げている。海はひと足早く恋の季節到来である。
 今日も低水温を覚悟してフードベストを着用したが意外なことに前回より2℃も上がっている。ちょっと早過ぎるように思うが何が影響したのだろうか・・・。
 米原先斗町へ立ち寄るがスミレ奴姉さんは不在、元気なサンゴたちを一通りチェックした後問題のオニヒトデ探しを開始。
 手鉤を手に、水深5m前後を一通り探す。勇んで始めたものの出来れば居ないことを祈りつつサンゴの下を覗いて廻った。10分ほど探しまわったが1個体も確認できなかった。ということは、幸い大量侵入ではなかったということでひとまず安心である。
 礁原を帰る途中、水面下に平坦に広がるコエダミドリイシの群落の表面が、まばらに霜が下りたように白くなっていることに気が付いた。サンゴの枝の最上部が僅かに白化しているようである。
 このような白化は以前にも観察したことがあるので、一つの推察を基に帰宅後検証してみた。
 やはりあの記録的な豪雨と干潮がほぼ重なっていたので、干上がったサンゴが大雨にたたかれ、もしくは塩分濃度が極端に下がったための白化だったようである。そうであれば余り後に影響は残らないだろう。

 砂トンの術(ヤッコエイ).jpg
 砂地を行くと砂の模様がちょっと違う。目玉が二つ砂から飛び出している。ゆっくり近づくとモゾモゾっと動きだした。砂に潜っても目玉でバレバレだよ、ヤッコエイくん・・・


再生成長するサンゴ.jpg

 以前何者かに割らればらばらになったサンゴ、残された根っこから再生を続けてここまで大きくなった。枝の先端が白く元気な証拠である。

 
白化の兆候.jpg

礁原に霜が降りたような光景。表面だけ微かに白化しているミドリイシ群落。




 
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海のアイドル再演ー342 「Dive No.682 [ダイビング]」 [ダイビング]

(2010.02.21掲載)


今日のアイドル再演ー342「マイポイントダイビング」
Dive No.682 石垣島 米原リーフ下


Dive No.682 (ダイブログより転記)
2010年2月21日  天気:晴れ時々曇り 気温:20℃ 水温:水面20℃・水底21℃
東南東の風2・凪  潜水時間44分  水深:最大22.8m・平均15.8m


 鬱陶しく肌寒い日が続いていたが久々に太陽が顔を見せた。潮時は過ぎてはいるが2月としては滅多にないチャンス、逃がす手はない。今日もフードベスト着用、スーツの股の穴は完全には塞ぎきれておらず相変わらず浸水してきた。
 
 海の中は至って平穏だ。恒例のヤマブキスズメダイに挨拶、ポイント根には相変わらず大きなニセゴイシウツボが陣取っていた。彼も冬場はひもじい思いをしているのだろうか。
 ニセゴイしウツボ.jpg 
 ブログ未掲載のアイドルを探しながら、オトヒメ御殿を巡り米原先斗町(勝手に命名)へ。 スミレヤッコ姉さん、またしてもチラッと姿を見せただけで奥へ引っ込んでしまった。ちょっとお見限りだったかな?
 
 駆け上がりのマイサンゴを撮影し浮上開始。そして減圧停止中見たくないものを見てしまった。オニヒトデがいたのだ。20cm位の若い個体である。
 オニヒトデ.jpg

 ここでは5年ほど前に1個体確認したことがあるがその後は全くなし、ここはオニヒトデが寄りつかない海域だと自負していたのだがやはり来てしまったのか・・・。
 退治しようにも今日は丸腰、素手ではどうにもならない。他に居ないかと探したがこの1個体だけしか見つからなかったので、ここはとりあえず大量侵入ではないとして見過ごすことにした。しかしこの後の監視が重要である。穏やかな気持ちで終わるはずだった今日のダイブ、後味悪く気がかりを残してしまった。


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