Dive No.750 石垣島 米原 [ダイビング]
超ド級台風来襲か・・・とドキドキびくびくだった台風8号、幸い石垣は直撃を免れ大した被害無く去ってくれました。通過時海はかなり荒れていたので、その海水撹拌の効果は如何ほどだっただろうか・・・。
Dive No.750 (ダイブログより転記)
2014年7月16日 天気:晴れ 気温:32℃ 水温:水面30℃・水底29℃
風:南東1 波:凪 潜水時間:48分 水深:最大23.1m・平均17.0m
スーツ着用の為腰まで水に浸かるが前回のような生温い感じはなく、汗っぽい身体に気持ちいい。
台風から一週間経っているが、連日の好天により浅瀬のサンゴには強烈な日照りがかなりストレスになっているようで脱色・白化しているサンゴが目立つ。海水温に加えて夏の直射日光も浅場のサンゴの大敵だ。
期待した外洋の透明度も改善されておらず海底の根(-15m)の姿が見えない。潜降する途中目の前にグルクマの群れ、私の存在を意とせず右往左往してお出迎えだ。
先ずはヨスジフエダイにご挨拶、後方ではまだグルクマの群れが回っている。
壁を一通り巡る。 前回小魚がグッチャリ居た穴はもぬけの空、台風で飛ばされたのか・・・。
ポイント根(米原ミノカサゴ)を覆っていた小魚も大かた姿を消しており、イソギンチャクにカクレクマノミとミツボシクロスズメという平常の姿にもどっていた。
根の穴からヒョコッと顔を出したのはミナミハコフグの幼魚、もうかなり大きいやつ(5
~6cm)だが鮮やかな黄色は可愛さを残している。
オトヒメ御殿へ移動、ここもいまやヨスジ幼魚の根の様相を呈し、ハナダイ系の幼魚の姿は殆ど確認出来なかった。
あの子はどうしたかな? オオ!居ましたよ。 2週間経ってかなり成長し、ヒレの根元の斑点も消え優雅な若者の姿になっていた。
穴の中、ニセゴイシウツボが潜んでいることが多いが今日は巨大なドクウツボが居座る。このヨスジの子たちもいずれ食われてしまうのだろう。
最後にMyサンゴへ行くと、意外な状況を目の当たりに・・・。 前回一部分の白化を確認していたが、今回それが生き残っていた部分全体に拡大していた。既に白化した部分に苔が生え始めた所もある。
レイシガイダマシでも無く、海水温もまだ29℃なので高温による白化とも考えにくい。オニヒトデの食害を免れた唯一のサンゴ、レイシガイダマシに大半やられたものの、一時は生き残った部分では元気な成長を確認していたのだが・・・。
瓦礫の中でただ一つ奇跡的に生き残ったサンゴだが、やはり仲間が全くいない中でたった一人で生き抜くのは難しいのか・・・。 2011年8月以来見つめてきたMyサンゴ(Acropora Valenciennesi)もいよいよ終焉を迎えるのか、何とかしたい思いだがどうにもならない・・・。
遣り切れない思いだが浮上しなければならない。浮上直前、リーフエッジ手前の離れ根に小魚が群れ、それを狙うハタのシルエットがあった。
棚の下で減圧停止をしながら岩肌を眺めると、死サンゴの上に若いサンゴの芽が以前に増して目立つようになっているのを見て、ふと孤高のMyサンゴの世代交代への覚悟を見たような気がした。
浮上するとすぐ近くまで観光客が泳いで来ている。浮き袋に掴まりながらの人も・・・。海が穏やかなので滅多のことにはならないだろうが、解放感に浮かれて海を侮ることが無いようにと願いながらビーチへと向かった。
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Dive No.750 (ダイブログより転記)
2014年7月16日 天気:晴れ 気温:32℃ 水温:水面30℃・水底29℃
風:南東1 波:凪 潜水時間:48分 水深:最大23.1m・平均17.0m
スーツ着用の為腰まで水に浸かるが前回のような生温い感じはなく、汗っぽい身体に気持ちいい。
台風から一週間経っているが、連日の好天により浅瀬のサンゴには強烈な日照りがかなりストレスになっているようで脱色・白化しているサンゴが目立つ。海水温に加えて夏の直射日光も浅場のサンゴの大敵だ。
期待した外洋の透明度も改善されておらず海底の根(-15m)の姿が見えない。潜降する途中目の前にグルクマの群れ、私の存在を意とせず右往左往してお出迎えだ。
先ずはヨスジフエダイにご挨拶、後方ではまだグルクマの群れが回っている。
壁を一通り巡る。 前回小魚がグッチャリ居た穴はもぬけの空、台風で飛ばされたのか・・・。
ポイント根(米原ミノカサゴ)を覆っていた小魚も大かた姿を消しており、イソギンチャクにカクレクマノミとミツボシクロスズメという平常の姿にもどっていた。
根の穴からヒョコッと顔を出したのはミナミハコフグの幼魚、もうかなり大きいやつ(5
~6cm)だが鮮やかな黄色は可愛さを残している。
オトヒメ御殿へ移動、ここもいまやヨスジ幼魚の根の様相を呈し、ハナダイ系の幼魚の姿は殆ど確認出来なかった。
あの子はどうしたかな? オオ!居ましたよ。 2週間経ってかなり成長し、ヒレの根元の斑点も消え優雅な若者の姿になっていた。
穴の中、ニセゴイシウツボが潜んでいることが多いが今日は巨大なドクウツボが居座る。このヨスジの子たちもいずれ食われてしまうのだろう。
最後にMyサンゴへ行くと、意外な状況を目の当たりに・・・。 前回一部分の白化を確認していたが、今回それが生き残っていた部分全体に拡大していた。既に白化した部分に苔が生え始めた所もある。
レイシガイダマシでも無く、海水温もまだ29℃なので高温による白化とも考えにくい。オニヒトデの食害を免れた唯一のサンゴ、レイシガイダマシに大半やられたものの、一時は生き残った部分では元気な成長を確認していたのだが・・・。
瓦礫の中でただ一つ奇跡的に生き残ったサンゴだが、やはり仲間が全くいない中でたった一人で生き抜くのは難しいのか・・・。 2011年8月以来見つめてきたMyサンゴ(Acropora Valenciennesi)もいよいよ終焉を迎えるのか、何とかしたい思いだがどうにもならない・・・。
遣り切れない思いだが浮上しなければならない。浮上直前、リーフエッジ手前の離れ根に小魚が群れ、それを狙うハタのシルエットがあった。
棚の下で減圧停止をしながら岩肌を眺めると、死サンゴの上に若いサンゴの芽が以前に増して目立つようになっているのを見て、ふと孤高のMyサンゴの世代交代への覚悟を見たような気がした。
浮上するとすぐ近くまで観光客が泳いで来ている。浮き袋に掴まりながらの人も・・・。海が穏やかなので滅多のことにはならないだろうが、解放感に浮かれて海を侮ることが無いようにと願いながらビーチへと向かった。
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2014-07-18 00:00
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コメント(4)
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水温29度とは真夏ですね。 Myサンゴは残念ですが新しい世代も育っているようで安心しました。
by ja1nuh (2014-07-18 19:43)
ja1nuhさんへ
98年の大白化後の復活の再現を期待したいところですが
その後の環境の変化がどう影響するのか・・・心配です(-_-;)
by トックリヤシ (2014-07-18 20:50)
あ〜〜このグルクマ、迫力ありますよね。
音も聞こえるし^^
水温29ですか!浸かりに行きたいです。
あ、10号も近づいてますよね!!
by achami (2014-07-19 22:58)
achamiさんへ
グルクマ、まさに生きるために必死の形相!!!
石垣の海、いい水加減?ですよ。。。^^
by トックリヤシ (2014-07-20 09:21)