Dive No.749 石垣島 米原 [ダイビング]
こう暑い晴天が続くと海の心配事がいろいろ出てくる。海水浴客で賑わう渚周辺は暖かい海に歓声が響くが、さて海の中はどんな状況名なのか・・・、不安を確かめてみなければ気が休まらない。
Dive No.749 (ダイブログより転記)
2014年7月2日 天気:晴れ 気温:32℃ 水温:水面29℃・水底29℃
風:南南西1 波:殆ど凪 潜水時間:48分 水深:最大22.8m・平均17.0m
ビーチでウエットスーツを着るために海に入るが全く冷たさを感じない。さ~行くぞッ!と冷たさで身体に気合を入れようにも全く引き締まらないのだ。
エッジへ向けて泳ぎ出すが、ビーチから30m程の水面におびただしいゴミ・・・、イノーの底で枯れた海藻の残骸が固まって浮いているのだ。手で掻きわけながら進む。
イノーの枝サンゴの根には、濃い青のルリスズメの幼魚に混じるように淡い青色のデバスズメの幼魚が加わりいよいよ夏の海の様を表わしてきた。
リーフ外縁に出る。目印の沈ブイが無くなってしまったので新たな目印を探さなくてはならない。潜降、右耳が不調、だがすぐに解決。先ずは恒例のヨスジへの挨拶。

壁の穴、前にも増して小魚で一杯になっている。それを狙って様々な魚が次々にアタックを繰り返す。その度に小魚の群れの躍動が見事!

壁を進み上を見上げると大型の魚影、尾の形からナポレオン(メガネモチノウオ)だ。追いかけても無駄としてポイント根へ向かう。
前回殺風景だった根(米原ミノカサゴ)が見違えるように賑やかになった。前年同様小魚の群れに覆われている様子に、今年も大丈夫と安堵する。

オトヒメ御殿へ移動、ここも一段と幼魚の数が増えている。とりわけ、例年のことながらハナダイ系の幼魚が多い。上層にスカシテンジクダイなど、根に近い部分にやや色の濃い幼魚の層、ケラマハナダイ等の幼魚だ。そして根の下の方にはヨスジフエダイの幼魚とさながら米原保育園の様相だ。

その保育園の片隅には、これぞ初見のお姫様が潜んでいた。ハナミノカサゴの幼魚、それも今までに見た中では一番小さい、体長(頭から尾まで)が30mmほど、白いムナビレをユラユラ、丸でイソギンチャクの触手かと見間違えたくらい・・・。ムナビレ根元の丸い斑点が可愛い。。。

帰路、久しぶりにキンセンの根へ・・・、ここにもキンセンイシモチの幼魚が復活しているのを確認、続いてMyサンゴへ、一部分が白化しているので、またレイシガイかな?と探すが貝の姿は確認できなかった、この後が気掛かりだ。

浮上前、通常のチェックポイントを確認、ミニアーチ入口のミズイリショウジョウガイ、いつしか頭に定着したサンゴの幼生も随分目立つようになってきた。これがもっと大きくなったら・・・?、余計な心配事になるかも・・・。

減圧停止中ガレ場を見ると、今まで気付かなかった所にも小さな稚サンゴがチラホラ目立つようになってきた。喜ばしい事である。
棚の上のモンツキカエルウオを探す。数種のカエルウオが見られるがモンツキ幼魚も確実に居付いているようだ。
浮上、耳が水面から上がると遥か陸上の林で一斉に鳴くクマゼミの鳴き声を聞こえ水中世界から蘇るのである。 さてビーチまでの一泳ぎ、頑張ろう!
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2014-07-04 00:00
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コメント(6)
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幼魚小魚が乱舞する 変わらぬ豊かな海ですね!!^^)
by 獏 (2014-07-04 06:17)
獏 さんへ
今年も変わらない光景を目にすることができて、一人ニヤニヤしております^^
by トックリヤシ (2014-07-04 08:30)
潜水の様子がとても身近に感じられました。また潜りに行きたくなりました。
by ja1nuh (2014-07-04 08:46)
ja1nuhさんへ
通い慣れた身近な海のことですので、そう感じられたのかな?^^
by トックリヤシ (2014-07-04 09:29)
ああ、石垣の海が呼んでる声が聞こえるような…。
by 38kicks (2014-07-05 09:40)
38kicksさんへ
ハ~イ、呼んでますよ~!
アレッ、台風にも聞こえちゃったみたいだな~。。。(x_x;)
by トックリヤシ (2014-07-05 10:13)