Dive No.741 石垣島 米原 [ダイビング]
このところマイポイントダイビングの潮時と日曜日がシンクロしている。日曜日だと夏休み中でもあり地元の海水浴客が増えるので駐車場が混み10台分ほどの無料のエリアがすぐ満杯になってしまう。無料の駐車場を確保するためになるべく早出することになる。
今回、駐車場は確保できたものの、ダイビング中にトラブル発生。 我が40数年にわたるダイビングで初めて「耳抜きが出来ない」という状態を体験した。夏風邪がまだ完全に治りきっていなかったのが原因だろう。
Dive No.741 (ダイブログより転記)
2013年8月25日 天気:晴れ時々曇り 気温:32℃ 水温:水面28℃・水底28℃
風:南1 波:ベタ凪 潜水時間:44分 水深:最大21.6m・平均10.3m
台風12号通過による時化で危機的だった海水温は幾分下がったはず、確かにスーツを着るために入ったビーチ近くの水温は一瞬ヒヤットした。水面に冷たい水の層がありマスクで覗くと視界がモヤモヤ、サーモクライン(orケモクライン)がある。
礁原のサンゴの白化も前回より改善している様子、このままこの夏を乗り越えて欲しいものである。
リーフを越え息を整えていざ潜降、水深5m位で耳に圧を感じ耳抜きをする、左耳は問題なく抜けるが右耳が抜けない・・・そのまま2~3m下がると頭の右側に異様な痛みを感じ「こりゃヤバイ!」と深度を上げる、水面近くで再度耳抜きを繰り返すが右の耳は全く反応せず、深度を上げたり下げたりを何度か繰り返したが右耳はだんまりを続ける、こんな状態なら今日は諦めようかと思ったがとにかくこのままリーフエッジを探索しようと深度5mラインを東へ進む、その途中も耳の様子を確かめながら何度か深度を下げているうちに深度10mで痛みを感じない・・・、そして更に深度を下げて進むと、砂地の海底に離れ根が見えてきた。いつものルートの帰路にあるキンセンの根だ。耳と相談しながら海底へと下がる、大丈夫だ。水深20mでも耳は大丈夫ならば逆ルートで・・・とも考えたが少なからず正常な精神状態ではないはず、無理はしないでここからの帰路ルートを辿ることに・・・。
前回キンセンの根に戻ったことを確認したキンセンイシモチの幼魚のその後を観察、かなりの数を認めたが、そこにはまた厄介な者も・・・ハナミノカサゴである。喰うのはほどほどにしておいてくれよと願うしかない・・・。
続いてMyサンゴへ・・・、サンゴ自体は元気に生き伸びているが、フタスジリュウキュウスズメの幼魚は既に他へ散ってしまったようで、成魚が一匹だけ残っていた。
いざ浮上するとなると「リバースブロック」が気になる。これも経験したことが無いので時間を十分残して耳の状態を確かめながらゆっくり深度を上げて行く。5m位上がるごとに右耳はブチッと鳴る、大丈夫だ。
減圧停止の-5mラインをキープしながらリーフエッジを探索、オニヒトデによる荒れ野の中にポツンと残ったイソギンチャク、クマノミ一家と久しぶりのご対面だ。
水面に浮上した時、耳に最後のブチッを感じ、とにかく無事浮上することができた。ビーチへ向かって泳ぎながらも耳が抜けないということはこういうことだったのかと改めてその痛さを振り返りながら、たかが風邪くらい・・・と軽視してはならないし、年齢を考慮した自己管理を心掛けなければならないな~とつくづく反省・・・。
ビーチに帰り着きこの際にと思い立ったのが浅場の砂地探索、数年前の大雨で大量の砂が運び込まれ砂底の様子が大きく変化したが、それまでそこに居付いていた共生ハゼ達も姿を消してしまっていた。そのハゼ達がまた戻って来ている形跡を見つけていたのでじっくり観察してみるいいチャンスだ。水深1.5mそこそこだが、水面からでは良く分からなかったのだが、いざレギをくわえてじっくり探すとハゼ穴(エビ穴)が意外にたくさんある。住人のハゼはシノビハゼが殆どだがダテハゼもチラホラ、しかし残念ながらギンガハゼは確認できなかった。
ハゼを観察する頭の上で浮輪の海水浴客がバシャバシャ泳いでいく。確かに今年はこのビーチにも大勢押しかけてきている。新空港効果なのだろうが、それに対しての受け入れ態勢が手薄になっていやしないかとの懸念はいつも付きまとう・・・。
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今回、駐車場は確保できたものの、ダイビング中にトラブル発生。 我が40数年にわたるダイビングで初めて「耳抜きが出来ない」という状態を体験した。夏風邪がまだ完全に治りきっていなかったのが原因だろう。
Dive No.741 (ダイブログより転記)
2013年8月25日 天気:晴れ時々曇り 気温:32℃ 水温:水面28℃・水底28℃
風:南1 波:ベタ凪 潜水時間:44分 水深:最大21.6m・平均10.3m
台風12号通過による時化で危機的だった海水温は幾分下がったはず、確かにスーツを着るために入ったビーチ近くの水温は一瞬ヒヤットした。水面に冷たい水の層がありマスクで覗くと視界がモヤモヤ、サーモクライン(orケモクライン)がある。
礁原のサンゴの白化も前回より改善している様子、このままこの夏を乗り越えて欲しいものである。
リーフを越え息を整えていざ潜降、水深5m位で耳に圧を感じ耳抜きをする、左耳は問題なく抜けるが右耳が抜けない・・・そのまま2~3m下がると頭の右側に異様な痛みを感じ「こりゃヤバイ!」と深度を上げる、水面近くで再度耳抜きを繰り返すが右の耳は全く反応せず、深度を上げたり下げたりを何度か繰り返したが右耳はだんまりを続ける、こんな状態なら今日は諦めようかと思ったがとにかくこのままリーフエッジを探索しようと深度5mラインを東へ進む、その途中も耳の様子を確かめながら何度か深度を下げているうちに深度10mで痛みを感じない・・・、そして更に深度を下げて進むと、砂地の海底に離れ根が見えてきた。いつものルートの帰路にあるキンセンの根だ。耳と相談しながら海底へと下がる、大丈夫だ。水深20mでも耳は大丈夫ならば逆ルートで・・・とも考えたが少なからず正常な精神状態ではないはず、無理はしないでここからの帰路ルートを辿ることに・・・。
前回キンセンの根に戻ったことを確認したキンセンイシモチの幼魚のその後を観察、かなりの数を認めたが、そこにはまた厄介な者も・・・ハナミノカサゴである。喰うのはほどほどにしておいてくれよと願うしかない・・・。
続いてMyサンゴへ・・・、サンゴ自体は元気に生き伸びているが、フタスジリュウキュウスズメの幼魚は既に他へ散ってしまったようで、成魚が一匹だけ残っていた。
いざ浮上するとなると「リバースブロック」が気になる。これも経験したことが無いので時間を十分残して耳の状態を確かめながらゆっくり深度を上げて行く。5m位上がるごとに右耳はブチッと鳴る、大丈夫だ。
減圧停止の-5mラインをキープしながらリーフエッジを探索、オニヒトデによる荒れ野の中にポツンと残ったイソギンチャク、クマノミ一家と久しぶりのご対面だ。
水面に浮上した時、耳に最後のブチッを感じ、とにかく無事浮上することができた。ビーチへ向かって泳ぎながらも耳が抜けないということはこういうことだったのかと改めてその痛さを振り返りながら、たかが風邪くらい・・・と軽視してはならないし、年齢を考慮した自己管理を心掛けなければならないな~とつくづく反省・・・。
ビーチに帰り着きこの際にと思い立ったのが浅場の砂地探索、数年前の大雨で大量の砂が運び込まれ砂底の様子が大きく変化したが、それまでそこに居付いていた共生ハゼ達も姿を消してしまっていた。そのハゼ達がまた戻って来ている形跡を見つけていたのでじっくり観察してみるいいチャンスだ。水深1.5mそこそこだが、水面からでは良く分からなかったのだが、いざレギをくわえてじっくり探すとハゼ穴(エビ穴)が意外にたくさんある。住人のハゼはシノビハゼが殆どだがダテハゼもチラホラ、しかし残念ながらギンガハゼは確認できなかった。
ハゼを観察する頭の上で浮輪の海水浴客がバシャバシャ泳いでいく。確かに今年はこのビーチにも大勢押しかけてきている。新空港効果なのだろうが、それに対しての受け入れ態勢が手薄になっていやしないかとの懸念はいつも付きまとう・・・。
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2013-08-27 00:00
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コメント(8)
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僕も普段は耳抜きは問題なくできるのですが、
那覇で呑んだ後の羽田へ向かう飛行機でできなくなり、
耳抜きをできない辛さが分かりました。
by 38kicks (2013-08-27 06:28)
38kicksさんへ
飛行機でもエレベーターでもツンツン抜けていたのに
初めての体験、少々焦りましたね~。
でも、時間をかければなんとかなるもんだ・・・との学習もしました(^^;
by トックリヤシ (2013-08-27 08:56)
ワタシも耳が抜けないということがあまりないので、あの辛さが良く分からないのです。
昔一緒に行っていた若いお友達は、リバースブロックがしょっちゅうで、見てて可愛そうでした。
by achami (2013-08-27 15:43)
achamiさんへ
自分には関係ないことだと無関心でおりましたが、いやはやどうも・・・
次に備えて今のうちに治しておきたいと思っているのですが。。。
by トックリヤシ (2013-08-27 15:50)
耳抜きができなということが起こるのですね(@w@;))
風邪もあなどれませんね。。。。
by 獏 (2013-08-27 19:11)
獏 さんへ
風邪だけではなく、肉体の老化も原因となっているのではないかと
つい余計なことを考えてしまう出来事でした・・・(v_v;)
by トックリヤシ (2013-08-27 20:26)
台風15号 近づいていますね(@@;))
毎度のことながら お気をつけて下さい。。。
by 獏 (2013-08-28 21:48)
獏 さんへ
お気遣いありがとうございます。
小じんまりした台風のようで、今のところ外は静かです。
明日明け方あたりが最接近ですが、どんな朝になるでしょうか・・・(-_-;)
by トックリヤシ (2013-08-28 21:53)