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Dive No.740  石垣島 米原 [ダイビング]

 今年の夏は暑い! 例年気温が34℃を越える日は一日あるかないか、がしかし今年はもう4日を数える。風も穏やかで海も鏡のように雲を映している。
 台風7号で一息ついた海水温度上昇もこの調子だと30℃に達しているのではないだろうか。新しい台風11号のうねりが入る前に海の状況を確認しておこう。

Dive No.740 (ダイブログより転記)
 2013年8月11日  天気:晴れ時々曇り 気温:33℃ 水温:水面30℃・水底30℃
 風:南1  波:ベタ凪  潜水時間:40分  水深:最大23.1m・平均16.4m

 生温い水を感じながらイノーを泳ぐ。いつもと変わらない魚達の様子を確認、礁原の浅場のサンゴは、やはり強い日差しと水温の上昇で色が薄れ白化傾向が見られる。

 潜降するとすぐに小魚の群れ、5cmほどに育ったグルクンが餌を求めて右往左往している。
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 先ずは崖下の穴の小魚の群れを観察、少し離れた小さな穴を覗くとここにも小魚の群れ、それを狙うハタ(ユカタハタ)が壁にへばりついてチャンスを狙っている。
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 ポイント根(米原ミノカサゴ)はあのスカシテンジクダイが散ってハナダイ系が目立つようになった。
そして前にも会ったクマドリ(モンガラカワハギの仲間)が以前にも増して執拗に威嚇してくる。うっかり手を出すと咬み付きそうな勢い、早々に退散!
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 オトヒメ御殿には先客のダイバーが3名、お邪魔オジさんにはなりたくないので一歩下がって様子を窺っていると、目の前の砂地に何かいる・・・、見事に砂と同化したカレイだ。追いかけっこしながらしばし楽しんだ。(トゲダルマガレイだろう・・・)
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 根を離れて次はハナハゼ、姿を確認したので近付いたらそそくさと穴の中へ・・・、穴の主ニシキテッポウエビはしきりに砂を掻き出すばかり、ハナハゼが再び出てくるのを暫く待ったがダメ。前回はコンビのハゼはオニハゼだったが、なぜか今回はダテハゼに変わっていた、違う穴だったのだろうか・・・。
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 Myサンゴをチェック、異常のないことを確認し浮上、駆け上がりのトップには鮮やかなブルーとイエローのウメイロモドキの幼魚、十数匹の小さい群れがグルクンの幼魚と昆泳していた。
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 浮上ポイントの下にあるソフトコーラル、このフカフカベッドに以前もエンマゴチが寝そべっているのを見ていたが・・・、今回それが再現されていた。思い描いていた景色がそこにあったので思わず吹き出してしまった。
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 避けられない環境の変化はあったにせよ、以前と変わらない生き物たちの様子を見れば取り敢えずは安堵するのだがそれだけに安心してばかりではおれないのだ。この現状を保つだけでも難しい世の中で何をどうすればいいのか、生き物たちの眼差し?を真摯に感じなくてはならないのではないか・・・と真面目に考えさせられた。








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コメント 4

38kicks

最近は石垣の方が涼しいですよね。
綺麗な海を求めて三浦あたりに遠出するかな?
by 38kicks (2013-08-13 06:23) 

トックリヤシ

38kicksさんへ
アスファルトジャングルを抜け出したい気持ち、解ります。
でも涼を求めて海へ出るのも、なんか大変みたいだね。。。
by トックリヤシ (2013-08-13 14:24) 

achami

自然が自然を壊してしまうのは、仕方のないことかもしれないけど、
その壊してしまう自然を作ってるのは、人間ですよね〜。

by achami (2013-08-13 17:02) 

トックリヤシ

achamiさんへ
人間の活動にある程度制約を掛けない限り
自然破壊を止めることはできないのではないでしょうか・・・(-_-;)
by トックリヤシ (2013-08-13 18:31) 

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