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Dive No.698 石垣島 米原 [ダイビング]

Dive No.698 (ダイブログより転記)
2010年12月10日  天気:晴れ  気温:21℃  水温:水面23℃・水底23℃   無風・うねり有り    潜水時間:41分  水深:最大22.5m・平均16.1m
  実に2か月ぶりのマイポイントダイビングとなった。記録的な大雨や台風の影響の強風による高波の被害、イノー(礁池)の中は検証済みだが礁原からリーフの外側への影響がいかなるものか、やっとそれを見極めるチャンスが来たのである。
 イノーを沖に向かって泳ぐ途中、サンゴのその後を確認したが、生きていると確認できたサンゴはハマサンゴのみ、イノーのかなり沖合まで多数のサンゴが死滅し緑藻が繁殖しした姿が非常に痛々しい。礁原の手前からは何とか生き残ったミドリイシも見られる。
 潜降したマイポイント周辺は特に目立った変化は見受けられず通常のコースを辿る。海中の様子は小魚の姿が見られなくなったもののこの季節の様子としては普通であった。
 帰路、礁斜面を辿るとそこは明らかに異様な光景があった。先ずMyサンゴの一つミドリイシの仲間の「Acropora valenciennesi 」が姿を消していた。礁斜面の下の海底に無残な姿でひっくり返って砂に半ば埋もれていた。続いて離れ根の中腹にあった他のMyサンゴ(ハナバチミドリイシだろうか・・・)も根元からそっくり姿がない。水深10mほどなので多少の波での影響は考えられないが、あの台風の影響の高波による底揺れが想像以上に大きかった・・・ということも言えなくもない。しかし周辺には無傷のテーブルサンゴも元の姿で残っていることもあり、人為的な被害も否定できないのである。それに加え他のテーブルサンゴ類に、オニヒトデの食痕とは思われない部分的な白化が認められることも不可解な現象である。この2カ月の間に一体何が起こったのか、無残な結果を見るだけで何も成しえなかったことが残念でならない。

    2か月前のMyサンゴ「Acropora valenciennesi」の姿
  DSC01727.gif
    今回 根っ子の痕跡が痛々しい
  DSC01897.gif
    落ちて砂に埋まる痛々しい姿
  DSC01895.gif
    このMyサンゴも毎回成長を記録していたが完全に消失してしまった
  DSC01725.gif
    中央部分が白化している   オニヒトデの食痕とは考えにくい
  DSC01900.gif
    
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コメント 6

吟遊詩人41

せめて生き残った人たちにアレして頂きたいですね(>_<)
by 吟遊詩人41 (2010-12-11 02:49) 

トックリヤシ

吟遊詩人41さんへ
 Myサンゴを2つも失ってしまい、寂しいやら残念やら・・・、
 如何に自然のなせる技であったとしても諦めきれませんよ~(;v_v;)
by トックリヤシ (2010-12-11 08:51) 

HAL

これは悔しいですねぇ


by HAL (2010-12-11 16:20) 

トックリヤシ

HALさんへ
 2007年の大規模の白化のあと、なんとか復活し元気に育つ姿を
 ずーっと見続けていたサンゴですからね~、子供を失ったようなもんです。
by トックリヤシ (2010-12-11 17:49) 

Huck_Finn

つらいですね。
人為的なものですかね。
by Huck_Finn (2010-12-12 22:42) 

トックリヤシ

Huck_Finnさんへ
 以前にもこの周辺で不可解な破壊事件があったので、今回も人的要因は
 否定できません。
by トックリヤシ (2010-12-13 08:18) 

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