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Dive No.676 [ダイビング]

Dive No.676 (ダイブログより転記)
2009年9月22日  天気:晴れ時々曇り  気温:30℃  水温:水面29℃・水底28℃  東南東の風・うねり少々
 ビーチまで機材を運びスーツを着ようと海に入ると意外に冷たい。晴天続きで雨がほとんど降っておらず、海水温の上昇を心配していたがどうやら問題なかったようだ。北風が吹き水面がざわめいていたので適度に攪拌されていたのだろう。
 今日は新調のブーツ、ダイビングコンピューターも電池を交換しすっきりした気分でのダイブだ。礁原の途中でポイント上にボートが来た。近づいてみると既存のボンテンではなくアンカー直打ちしている。少なからずサンゴを傷つけているはずだ。
 潜降途中、ムチヤギの根を見ると、なんとヤマブキスズメダイが戻ってきているではないか。嬉しい気分になって数ショット撮らせてもらった。ポイント根の穴にはニセゴイシウツボアカシマシラヒゲエビがクリーニング中、写真を撮ろうとするとなぜかキンセンイシモチが前にはだかる。諦めてふと下を見ると、ギョッ、オニダルマオコゼがこちらを睨んでいた。岩だと思っていたしキンセンイシモチにどいてちょうだいと手を差し出したそのすぐ下だった。やばいやばい・・・、で図らずもウツボとダルマオコゼのツーショットとなった。
 オニハゼ&ハナハゼの砂地を進むと翼長80cmくらいの大きなエイがいた。私に気が付いたかフワッと浮かび上がり砂底から20cmほどでホバリングしながら翼をバタバタと羽ばたかせる。辺りはもうもうと砂煙が舞い上がり視界が遮られた。餌を探す行動とは思われず、あれは明らかに煙幕隠遁(イントン)の術だ。
 この辺りでみる大型のエイはマダラエイだが背中にマダラ模様はなく褐色でのっぺりした感じ、長い尻尾の先半分くらいの下側にヒラヒラの幕を付けている。特徴的にはヒラタエイに似ているが大きさ・分布が図鑑の記載と合わない、宿題としよう。
 恒例の礁斜面のサンゴチェック、ダイコンに従い減圧停止、上がり際のソフトコーラルのベッドには今日もまた厳つい顔のエンマゴチがお昼寝中。浮上してビーチを眺めると既に大勢の観光客で賑わっていた。
    オニヒトデ=確認せず   サンゴの白化=イノー(礁湖)内外とも問題なし

        #676ウツボ&オコゼ.gif
               ニセゴイシウツボとオニダルマオコゼ
                   悪役のツーショットだ

        #676エイ1.gif
               煙幕隠遁の術の後泳ぎ去る大型エイ
                    尻尾がカッコいい
 
            #676エンマゴチ.gif
               お気に入りの柔らかベッドでお昼寝中
                 口、目、どこだかわかりますか?

        #676椅子.gif
               例のイス、まだ海底に鎮座しています

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コメント 5

吟遊詩人41

カナヅチなので海の中は未知の世界です!
海に行ったら荷物番で重宝されますが^^;
by 吟遊詩人41 (2009-09-23 00:26) 

トックリヤシ

吟遊詩人41さん
 私とて海の中はまだ未知だらけ、
 だから足しげく通っても飽きないんです・・ハイ!
by トックリヤシ (2009-09-23 08:55) 

釣られクマ

オニダルマオコゼって知らなくてググったら、その海底に
へばりついているのがそうなんですね
by 釣られクマ (2009-09-23 09:03) 

トックリヤシ

釣られクマさん
 これぞ擬態の最たるもの、ごつごつした岩にしか見えません。
デモね、こいつも生き物、呼吸しないと死んじゃうし、
呼吸するとエラや半開きの口の中が微妙に動くんです。
で、はじめて「アッ、いた!」・・・ということになるのです。
by トックリヤシ (2009-09-23 09:18) 

SAKANAKANE

悪役のツーショット(笑)、良いですね~!
ヒラタエイとは明らかに違いますね。尻尾のヒラヒラは、図鑑でも見た覚えが有りません。何なんでしょうねぇ?
by SAKANAKANE (2009-10-03 23:15) 

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